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カテゴリ:オーディオ
さて、前回は実験機を作ったトリプルバスレフですが、
いよいよ実用機第一号を居間のテレビ用に制作しました。 ユニットは部品ストックから発掘した 5cmフルレンジ 5F/8422T03 (Stereo誌2013年8月号付録) です。 このユニット、Stereo誌付属のバックロードホーンに収めていたのですが、 何となく気に入らなくて放置しておりました。 今回はこいつを何とか使いこなしてやろうというチャレンジです。 さて、今回も私の悪い癖で、組み立て途上の内部写真などありません。 ただ、各空気室の容積はわかっていて、 第一室:450cc 第二室:1600cc 第三室:2150cc です。 まあ、ユニットやらダクトやらの部材分気持ち小さくなっているでしょう。 で、いきなり完成写真です。 ![]() ユニット全面の装着してるプロテクタのようなものは、 このユニットの癖を何とかしようと作成したものです。 先ずはプロテクタなしの周波数特性 ![]() 9kHz付近のディップはこのユニットの癖。 おそらく、ユニット径に対してでっかいセンタキャップがあるせいなんだろうなと・・ で、イコライザ件プロテクタを作成しました。 ![]() で、イコライザを装着した特性 ![]() ディップの周波数を上にずらす事が出来ました。 この辺りなら耳につきにくいと思います。 5cmユニットとしては相当にワイドでフラットなのではないかと思います。 気になるようなディップも無いですね。 実は最初はダクトをユニットともっと離して下の方に開けていたのですが、 どうもディップが生じてしまうので、ユニットに可能な限り近づけて開けなおしました。 トリプルバスレフではユニットとダクト開口はなるべく近づけた方が良いようです。 ユニット直接音とダクト音のクロスオーバーの周波数が高くなり、 波長が短いところでクロスする為と考えます。 インピーダンス特性です。 ![]() わかりにくいですが、55Hz付近、170Hz付近、300Hz付近に谷がありそうな。。。 ダクト直近の音圧を取ってみまっした。 ![]() 狙い通り、幅広くバスレフの効果がが出ていると思います。 肝心の音ですが、結構良いですね。 思ったほどダクトからの低音の遅れも気になりませんし、 ダクトからの中高音の漏れも殆どありませんから、音が澄んでいます。 狙い通り、低音もよく出ています。 テレビ用に作ったのですが、音楽も十分に楽しめるものとなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月10日 12時27分19秒
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