台湾における飲酒マナー
● 12~2月は飲酒機会の多い季節「クリスマス」、「忘年会」、「大晦日」、「お正月」、「新年会」と、肝臓を酷使してきた方は多いと思います。しかし、台湾では本番はこれから。1月~2月は皆様の肝臓君にもう一働きしてもらわなければなりません。なぜなら、この時期台湾では「尾牙」、「除夕」、「春節」、「春酒」と、台湾で一番飲酒機会の多い季節を迎えるからです。ご存知の通り、台湾ではお酒を飲む時「乾杯」(飲み干すの意味)と言って、グラスのお酒を全て飲み干すのが礼儀です。これは「杯で金魚を飼ってはいけない」(杯底不可飼金魚)と言って、お酒を残してはいけない事の例えですが、実はこれ以外にも色々なマナーがあります。お酒を飲む機会が増える時期ですので、この機会に台湾式飲酒マナーをマスターしてしまいましょう。●飲酒のマナー台湾の忘年会(尾牙)や新年会(春酒)は主人がもてなす場です。(詳細は弊社HPのバックナンバー参照)会社では董事長や總經理が主人に当たりますので、尾牙や春酒は社長が社員達をもてなすのが正式です。(社員達にもてなしを受ける場ではないので、威張っていてはいけません)古代中国では酒を飲む時、まず主人が先にお酒を飲みました。これは主人が「このお酒には毒が入ってませんよ」と先に毒味をする為です。ですから、先ず主人がお酒を乾杯(飲み干す)するのが礼儀です。また、台湾でお酒を飲むときは「目下の者が目上の者を誘って飲む」というのも重要な事です。その時、「我請ニー」(「ごちそうします」の意味)と言いながら誘います。暫く間をおいて、先ほど誘われた人は、誘ってくれた人に「我請ニー」と誘い合いながら飲みます。日本人的感覚からすると、部下が上司を誘って飲むのは失礼に感じますが、台湾ではそうしない事が逆に失礼にあたります。こうして、コミュニケーションをとりながらお酒を飲むのがマナーです。間違っても一人で勝手にグビグビと飲んではいけません。最後にもう一つ、台湾では手酌で自分のお酒を注ぐのが普通です。日本的に「自分で注ぐといやしく感じる」という考えは捨てて、自分のお酒は自分で注ぎましょう。いつも注がせていては台湾人に「めんどくさい奴」と、思われてしまいますよ。