ふるさと納税の仕組み
ふるさと納税を行うと、寄付額に応じた還付・控除が受けられます。 ふるさと納税を確定申告した際に還付・控除される額は、合計寄付金から2,000円を差し引いた金額です。合計30,000円を寄付した場合、最終的には28,000円が還付・控除される(※所得により寄付上限額があります)ことになります。 確定申告の還付・控除は、所得税の「還付」と住民税の「控除」に分けて行われます。所得税が還付される額は【(合計寄付額-2,000円)×所得税率※)】、住民税が控除される額は【(合計寄付額-2,000円)×(100%-所得税率)】です。それぞれを合計した額は、寄付額から2,000円を差し引いた額に合致します。 年間で合計30,000円を寄付し、所得で決まる所得税率が10%のケースを想定してみましょう。 年間30,000円をふるさと納税したケース上の式にある通り、所得税の還付額目安は2,800円、住民税の控除額目安は25,200円になります。 所得税の還付振り込みが行われるのは、確定申告のおよそ1~2カ月後です。住民税の控除は確定申告後の6月以降から1年間の住民税額から引かれ、控除後の金額をもとに毎月分割で納付します。住民税の控除内容は、「住民税決定通知書」という書面で確認します。サラリーマンは、勤務先から住民税決定通知書が配布されます。