仲間と別れたトイチ君が お家に着いたのは・・・
もうすっかり陽がくれてからでした。
インコのあっこちゃんから話を聞いてやってきた
ふくろうじいさんも心配顔です・・・・
「ただいま~!!」
「お帰り!トイちゃん 遅かったのね・・あれ?ペケ君??と一緒なの?」
「うん・・お母さんあのね・・ペケ君ネ・・・・
森の中で コンコン咳をしていたの、
それでね お腹も痛いみたいなの
だから・・・ボク・・かわいそうだし・・だから・・」
「・・・・・。」
「そうネ・・いいわ わかったわヨ。
お母さんが看病するから
トイちゃんは心配しないでいいのよ」
「うん・・・ゴメンネ・・お母さん・・・遅くなって・・」
「そうね、これからは もう少し早帰ってくるのよ」
「うん!」
そんなトイチ君とお母さんのお話も知らず
ペケ君は もうグッスリです・・
先ほどの悪賢そうな表情とは うってかわって
随分と幸せそうな様子です・・
キット・・あったかな お布団で寝られるのも
久しぶりなのかも知れませんネ
ペケ君・・どんな夢を見ているのでしょうネ?・・
「ユリの花さん ユリの花さん・・
花さんも夜は元気がないけれど・・朝には元気になるように
ペケ君にも元気を分けてあげてくださいナ・・・」
トイチ君のお母さんはペケ君が早く
元気になるようにユリの お花さんに
お願をしています。
さて・・さて・・ペケ君は???
そして・・・トイチ君達は??