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ゆうあい工房

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花粉症

花粉症について検索しました

花粉の飛散情報はこちらからどうぞ・・・
http://health.nifty.com/kafun/index.jsp

●花粉症って
現在、日本人の約20%が花粉症だといわれています。
では、花粉症とはいったいどんな病気なのでしょうか。
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻みずなどのアレルギー症状を起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。
◇アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。
アレルゲンが1年中あるので、症状も1年中あります。
 主なアレルゲン:ダニ・家の中のちり(ハウスダスト等)・ゴキブリなどの昆  虫、ペットの毛・フケなど。
症状:喘息、アトピー性皮膚炎などを合併することがあります。

◇花粉症
原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。
 日本では、約60種類の植物により花粉症を引き起こすと報告されています。
 主なアレルゲン:スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカ バなど。
症状: 鼻の三大症状だけでなく、目の症状(かゆみ、なみだ、充血など)を伴う場 合が多く、その他にノドのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症 状が現れることがあります。
(さらに、シラカバ、ハンノキ、イネ科花粉症などの人がある果物や野菜を食べると、口の中がかゆくなり、はれたりする「口腔アレルギー症候群」という症状もあります。)
最近、通年性アレルギー性鼻炎と花粉症の両方に悩む人や、複数の花粉に反応する人も増えており、ほぼ1年中くしゃみ・鼻みず・鼻づまりに悩まされるという人も少なくありません

●花粉症のメカニズム
花粉症はスギやイネなどの花粉が原因となるアレルギー性の病気。
それでは、私たちの体の中でなにが起こっているのでしょうか。
(1)私たちの体は、‘花粉’という異物(アレルゲン)が侵入するとまず、それを受け 入れるかどうかを考えます。
(2)排除すると判断した場合、
(3)体はこれと反応する物質を作る仕組みをもっています。この物質を「IgE抗体」 と呼びます。
(4)抗体ができた後、
(5)再び花粉が体内に入ると、鼻の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合しま す。
(6)その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、花粉をできる限 り体外に放り出そうとします。
・・・そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状がでてくるのです。


■花粉症の民間療法・・・・くわしくは下記のHPをごらんください。

http://www.sala.or.jp/~moto-1/ (西田メディカルクリニック健康教室)
いざという時に役立つ民間療法

◎塩の番茶
鼻が詰まって苦しい時は、塩の番茶が効果的です。番茶による消炎効果と塩の血管収縮作用のよって鼻詰まりを改善します。濃く煮詰めた番茶を冷まし、それにひとつまみの塩を混ぜた物を、スポイドで鼻の中を洗います。2~3回続けると鼻がスッとして楽になります。また、この塩の番茶を脱脂綿に染み込ませ、鼻に詰めておいても効果があります。

◎おろし生姜の洗浄液
クシャミが止まらない時には、おろし生姜の洗浄に効果があります。
辛味の成分がクシャミ、鼻水に有効に作用します。

1、生姜を適量おろし器ですりおろし、ガーゼなどで絞ります。
2、洗面器にあつめのお湯を入れ、生姜の絞り汁を5~6滴この中にたらします。
3、このお湯を、鼻から吸い込んで、口から出します。5~6回続けるとクシャミが止まります。

●花粉症の民間薬
最近、花粉症に効くとされる食べ物がいろいろと取り上げられています。それらの中には、効果がはっきりしないものも含まれています。それらの中で比較的効果が見込めそうなものをいくつか取り上げてみましょう。

◎甜茶(てんちゃ)
 甜茶とは、もともと甘いお茶という意味で、中国においては甜茶と呼ばれるものは複数あります。
 この甜茶に含まれるellagitanninが抗アレルギー作用を示すことが証明されています。
 私のクリニックでも、この甜茶とハッカ末を10対1の割合で混ぜて花粉症に患者さんに飲んでもらったところなかなか好評でした。人によって効き方の程度に違いがあります。しかし、早い人で10日間、遅くても4週間ほど一定の効果を認めています。このお茶は、甘みがありまたハッカを加えることで清涼感がでて大変飲みやすいものです。またノンカフェインのため、小さい子供さんやお年寄りまで安心して飲め、今後注目されるお茶かもしれません。

◎シソの葉
 青シソの葉には、抗酸化作用といっていわゆる体のサビをとる作用があります。その他、消炎作用、精神安定作用、さらに自己免疫力を高める作用も分かってきました。シソの葉は漢方薬としても用いられ以前から、咳、鼻水に効果が認められています。
 最近、帝京大学薬学部の山崎教授が、青シソの葉に「花粉に反応するIgE抗体」の異常発生を抑える効果があると報告しています。さらに、シソの葉には花粉症の炎症反応を抑える作用もあり、花粉症の人は一日10枚ほどのシソを摂る事を勧めています。
 食事療法の項でも述べたように、シソは体を温める効果がある植物なのです。ですから、すべてのタイプに効くというより、やはりやせタイプの人に効果が期待されます。
 この青シソの摂り方としては、ジュースにして飲んだり、お茶にして飲んだりしてはどうでしょうか。青シソジュースの作り方は、ミキサーでシソ10~15枚を、カップ1杯の水で混ぜ合わせ、好みに応じてハチミツを入れてください。お茶の出し方は、やかんにいっぱいの水を入れて、20~30枚のシソの葉を20分間程とろ火で煮出します。シソの香りは、リラックス効果も高く、眠る前に飲んでもよいでしょう。

◎花梨(かりん)
 柑橘系の植物には、咳、鼻水、のどの炎症を抑える効果があるとされています。花梨、蜜柑の皮(陳皮)、金柑(きんかん)などです。その中でも、花梨は、香りもよく、咳の伴う花粉症によく効きます。よく熟した実を輪切りにして焼酎に漬け、氷砂糖を入れて2ヶ月ほどすると花梨酒ができます。その他、アルコールに弱い人は、輪切りにした花梨を、水で柔らかくなるまで煮て、柔らかくなったら黒砂糖を加えてさらに煮詰めます。

◎緑茶
 緑茶は最近では、ガンの予防効果、インフルエンザの予防、殺菌作用による食中毒の予防など多くの効能が話題になっています。そのひとつに花粉症に対する効果もいろいろと研究されています。緑茶に含まれるポリフェノールの一種、カテキン類にアレルギーを抑える効果があるといわれているのです。動物実験でも、抗アレルギー剤に匹敵する効果が証明されています。しかし、効果が認められた量は、ひとの通常に飲む量に換算すると実に5杯~10杯に相当します。このため、最近はお茶を飲むだけではなく、食べることを勧めるひとが出てきました。こうすると楽に多くのカテキン類を摂取することができ、さらに飲むだけでは摂ることができない、カロチン、食物繊維、フラボノイドなども取り入れることができるとしています。
しかし、緑茶には、カテキン類などの有効成分以外にも色々なものが含まれています。例えば、緑茶に含まれるカフェインなどを過剰に摂りすぎると、過度の緊張状態が続き、心臓に負担がかかり動悸、息切れが起こったり、不眠になったり、さらには胃腸障害が起こってしまうのではないか心配です。やはり、緑茶は、嗜好品として日中に2~3杯飲む程度に抑えておいた方がよいのではないでしょうか。






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