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四日市のタクシー運転手強殺未遂:住民に衝撃と不安 業界側も防犯対策を点検 /三重
2月20日12時1分配信 毎日新聞 四日市市高花平のスーパーマーケット近くの路上でタクシー運転手の男性(55)が18日襲われて重傷を負った強盗殺人未遂事件は、刃物で胸などをいきなり刺す凶悪な手口で、周辺住民に大きな衝撃と不安を広げた。タクシー業界も、防犯対策を点検している。【高木香奈】 事件が起きたのは市営住宅などが多い住宅街。タクシー運転手の男性が乗客を装った若い男に運転席の後ろから刃物で襲われた。男性と男は運転席を出てからももみあいになった。男性は左胸、右腹、右腕などを刺されて重傷を負った。男は釣り銭用の小銭数千円分を奪い、逃走した。県警は夜は人けのないスーパー近くを指定していることなどから土地勘のある人物ではないかとみている。車内では世間話などをしており、運転手の男性は「若い日本人の男だった」と話している。現場近くに血の付いた野球帽(キャップ)が落ちており、遺留品の可能性もあるとみて調べている。 住民の間には不安や恐怖を口にする人が多い。現場近くに住む60歳代の女性は「2階で寝ていたら2人が争う声が聞こえた。酔った人同士でけんかをしているのかと思ったが、強盗と聞いてびっくりした。こんな田舎の団地で事件が起きるなんて。ゆうべはよく眠れなかった」と話した。50歳代の男性は「団地は空き家が多くなり、住民は高齢化が進み、商店街もさびしくなった。事件が起きてもおかしくない」と話した。 男が乗車した近鉄四日市駅西口のロータリーで乗客を待つタクシーの運転手にも動揺は広がっていた。男性運転手(67)は「深夜の運転はしたくないが乗車拒否もできない」と不安そうに話した。男性運転手(72)は「大阪や東京で運転手をしたことがあるが、三重の乗客は穏やかな人が多かった。(事件は)驚きだ」と話した。 三重近鉄タクシーは、年末から大阪府や兵庫県などでタクシー強盗が発生したのを受けて1月に全運転手に防犯マニュアルを配布した。乗客の顔を見ながら声をかける、危険を感じた時は無理せず逃げるなどの対応が記されている。三交タクシーも同様の注意を運転手に呼び掛けている。 一方、防犯対策として近年運転席と後部座席を遮るプラスチックの防犯板を設置したタクシー会社が多い。ただ「その気になれば壊せるので、気休めにしかならない」と話す運転手もいる。 〔三重版〕 2月20日朝刊 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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