伝統文化 交流館
東京建築祭で、港区芝浦1丁目にある「区立伝統文化交流館F5」を訪れた。老朽化のために閉鎖されていた「旧協働会館」(区有形文化財)が保存事業により、2020年に新しくリニューアルされた。伝統文化の継承やコミュニティ活動、地域交流の拠点として活用される。[撮り溜めた写真から] 建物そのものは、昭和11年(1936年)に芝浦花柳界の「見番」として建てられた。見番とは芸者の取次や遊興費の清算する施設。都内に現存する最古級の木造見番建造物。戦後は、港湾労働者の宿泊所として利用。平成12年に閉鎖されるも、保存活用を望む地域の声を受けて、港区が予算を確保した。 2階の大広間は、かつて「百畳敷」と呼ばれ、他の花柳界との競演に向けた本格的な稽古が行われた。戦後旧協働会館として利用された際にも、剣舞、日舞、謡曲などの芸能の稽古場となった。1階展示室には、見番時代の建物の様子や周辺の移り変わりを写真等で展示している。格子天井や擦りガラス窓が懐かしい・・。写真1 港区伝統文化交流館。写真2 伝統文化交流館の玄関と建物側面。写真3 伝統文化交流館の中庭の様子。写真4 二階・交流の間(百畳敷)。写真5 廊下と憩いの間。写真6 協働会館時代の風景。