カテゴリ:荒川・多摩川水系
佃大橋の東500mに若草色した相生橋がある。隅田川は永代橋の下流500m付近で東西に分流する。東流後、最初にあるのが相生橋である。佃大橋と相生橋からそれぞれ南に500m歩くと地下鉄月島駅となる。相生橋は1998年に架け替えられた長149mのトラス橋で比較的新しい橋。
明治の頃、佃島と越中島との間には中ノ島があり、長短二本の橋が架かっていた。相生大橋と相生小橋である。この二つが相会う場所は、月見の名所であったという。二つの橋が寄り添っている姿は、「相生の松」を連想させたのだろう。 相生橋左岸の橋台付近は、中の島公園となっている。東京都が隅田川の水上公園として整備したもの。中の島公園は、南北140mの細長い公園。現在は越中島側が埋め立てられている。その形は月が欠けたようにも見える。相生橋桁下には、一風変わった上下流連絡通路がある。 中の島公園の南側は、晴海運河前庭部にあたり見晴しが良い。また、この公園は感潮池になっており、満潮時には浸水するようになっている。引き潮の際、入り込んだ小魚などを観察できように考えた人がいた。しかし訪れた時は釣り人の専用スポットになっていた。 写真-1 右岸下流より相生橋を観る。橋長149.1mの3径間鋼トラス桁橋。 写真-2 相生橋を佃から観る。川に斜めに架かっているので上下流のトラス高さが異なる。 写真-3 相生橋桁下の上下流連絡通路。潮が満ちてきたら、円柱に乗り水の中を覗く。 写真-4 中の島公園南側の感潮池。釣りをする格好の場所となっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年01月28日 18時00分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[荒川・多摩川水系] カテゴリの最新記事
|
|