カテゴリ:江戸・東京
東京に夏を告げる日枝神社の山王祭(さんのうまつり)。主行事となる神幸祭(例祭行列)は、西暦偶数年が日枝神社。 西暦奇数年が神田祭りとなっている。日枝神社は、国会議事堂に近い永田町の丘にある。運動不足の国会議員さんが車を使用せずに参拝できるようにエスカレーターが設置されている。 神幸祭のあった6/13は都内に居たが、終日仕事で見物出来ず。例祭行列は日枝神社を出発して、皇居周辺を経て日本橋を折り返す20kmコースを練り歩く。ハーフマラソンに匹敵する。時代めいた衣装を身につけているので、休憩の多い行進となる。翌日、境内へ出向き、山車などを拝見した。 境内中央には、「茅の輪」が設置されていた。茅の輪は、夏本番を迎える前に行う「大祓い」が元だ。身体の穢れを取り除き、無病息災を祈るのだ。外国から見えた観光客は、珍しがって何度も輪をくぐり、写真に収まっていた。 祭り期間、山車庫の扉がオープンになっており、「諌鼓鶏(かんこどり)の山車」を近くで観ることができる。この山車は江戸時代、45台の行列の先頭を務めた。お上のご政事で世は安泰、諌鼓も鳴らず鶏も平穏に止まっているとの意味合い。2番目の山車は、「幣猿の吹貫」とされていたようだ。
写真-1 表参道から日枝神社神門を観る。 写真-2 大祓いが行われる境内。茅の輪くぐりが設置されていた。
写真-3 一之宮鳳輦(ほうれん)と御幣をかつぐ猿の山車人形。
写真-4 山車庫に収納されている諌鼓鶏の山車。 写真-5 江戸期・天下祭といわれた「山王御祭図」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2014年06月19日 16時01分17秒
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