カテゴリ:川や海
小島が防波堤の役割をしているような漁港がある。勝山漁港と浮島および大ボッケ・小ボッケだ。浮島は無人島であり私有地。許可なく島へは渡ることは出来ない。ヤマトタケルや景行天皇の伝説がある島。浮島神社があり、7月の大祭・「島渡」の行事がある。 勝山漁港の沖1.1kmに浮かぶ島の大きさは、高さ60m×長さ350m程度。そして大ボッケ(奇岩の岩礁)が浮島の南に繋がっている。大ボッケの先端には、魚の眼のようなトンネルがある。ボッケとは、魚のケシカジカを言うようだ。浮島・ボッケの浮かぶ勝山漁港は、夕日の名所でもある。 勝浦漁港は養殖が主体のようだ。漁協は、獲る漁業からつくり育てる漁業へ方針転換している。浮島を波除けに、数多くの海上イケスが設置されている。マダイ、ヒラメ、シマアジ、ハマチなど養殖されている。しかしキンメダイは、浮島より沖の魚場から水揚げされ、都内などへ出荷される。 勝浦海岸の北部に竜島地区がある。そこは源頼朝上陸地とされている。平氏打倒に旗上げしたが、石橋山の合戦(小田原市)で敗れて、真鶴岬から逃れ着いたのが勝山海岸。頼朝は此処から反転攻勢をかける。二ケ月後には富士川の戦いで平家軍を打ち破ってしまう。縁起の良い、パワースポットなのかも知れない。
写真-1 源頼朝上陸地・竜島から勝山・浮島を望む。 写真-2 浮島と大ボッケ。浮島近くには数多くの海上イケスが並んでいる。 写真-3 みさご島(傾城岩)。神話伝説の島で、身を捧げるとの意味がある。 写真-4 源頼朝上陸地の碑。1180年に小舟で漂着。5年後には壇ノ浦の戦いで、平家を滅ぼしてしまう・・。 写真-5 浦賀水道を航行する船舶。勝山から真鶴岬までは直線約70kmの距離。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年02月01日 11時30分06秒
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