カテゴリ:国内旅景色
秋田県を走るJR花輪線の電車に30分間揺られた。湯瀬温泉駅から十和田南駅までの約18km区間に乗車。下り(大舘方面)へは一日7本、2時間に1本の運転路線だ。この区間は、米代川と鉄道と国道、そして高速道路と四線が同じ山間を通っている。 ヒト・モノの移動は自動車が中心である。地方の赤字路線の多くが廃線されたが、花輪線は存続している。ローカルなJR線の赤字は、都会のJR線でカバーしているのだ。92年の歴史を持つ花輪線。大正11年に大舘-扇田間を開業した。そのニーズは鉱工業であった。 湯瀬温泉駅発では、宿泊ホテルの従業員の見送りがあった。このようなおもてなしは、嬉しいものだ・・。当駅の1日平均乗車人数は25人程度だという。本ツアー人数は、添乗員を入れる39名。当駅のノルマ達成した感がある。湯瀬温泉会が受託している「簡易委託駅」だったことが判った・・。 途中下車した十和田南駅は、構内が随分と広い。それは、平地では珍しいスイッチバックの構造によるものだ。北の方向に伸びる線路を想定した駅造りをしたことによる。米代川は北流して、ここで日本海に向けて西流する曲点なのだ。花輪線は、舟運から鉄道、そして自動車への歴史を見て来た長者である。
写真-1 湯瀬渓谷一番の景勝地。森林セラピーロードがある渓谷。
写真-2 湯瀬温泉街を北流する米代川。
写真-3 ホテル従業員の見送りをうける湯瀬温泉駅ホーム。
写真-4 湯瀬渓谷に架かるJR花輪線の鉄橋。
写真-5 米代川に沿って走る気動車(キハ110系)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年10月23日 06時03分02秒
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