清多夢くらぶ

2016/03/20(日)17:30

伐折羅大将と新薬師寺

国内旅景色(390)

 天平19年(747年)、聖武天皇の病気平癒を祈願して創建された新薬師寺。この寺院は、粘土造りの十二神将が居ることで知られている。もちろん、守るべき薬師如来像(木彫り)も国宝である。  新薬師寺は、世界遺産・元興寺の僅か1.4km東に位置している。奈良教育大学の傍であり、春日奥山遊歩道登り口筋にあたる。また、志賀直哉旧居から先「ささやきの小径」を上ると、春日大社・二の鳥居に出る。  薬師如来を中心に円陣守護する十二神将。干支(えと)と結ぶつき、十二の方角を向いて外敵を威圧する。また2時間おきに警備するとも言われている。その中で、特に存在感があるのは、伐折羅(バザラ)大将像だ。19時から21時の戌(いぬ)時間帯警備を担っている。  伐折羅大将像は、60年前500円切手として発売になった。最近では平成22年平城遷都1300年切手記念シートの10絵柄のひとつを飾っている。昔から人気者のようだ。寺内で彩色再現CGのバザラ大将像のポストカードを入館記念に購入した。写真-1  新薬師寺本堂。7柱間・対称の入母屋造り。[奈良時代 国宝] 写真-2  日本最古級の道「山辺の道」に南門がある。鎌倉時代の南門。 写真-3  日本最古とされる鬼瓦。東門と本堂の屋根を観る。りたつう士。りたつう士。写真-4  本堂内の薬師如来像と十二神将立像。写真撮影は禁止。  写真-5  色彩再現CGの伐折羅大将ポストカード。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る