カテゴリ:国内旅景色
八尾町・禅寺橋を渡ると、玉石を使用した石垣が迫ってくる。対岸から見ると城壁の偉容だ。石垣の上に、家々が押し合うように軒を連ねている。井田川の河岸段丘の土地利用の一端をみる。 井田川は、神通川の支流で、昔から出水で地域を悩まして来た。禅寺坂の石垣は、井田川の護岸工事と平行して整備されたもの。昭和40年代に現在の姿になるが、その後も再整備された。また、上流に建設された室牧ダム(堤高80m、完成1962年)により、洪水被害が減った。 石垣に使用されている玉石は、井田川または神通川の河床から採取したものと思われる。玉石の河床は、出水時には石のぶつかり合う急流のあかし。禅寺坂の下部の石垣を良く見ると、玉石ブロックを使用した擁壁のようだ。水抜きパイプが施されており、コンクリート擁壁の同じ構造・・。 月見のおわら祭りに合わせて、石垣がライトアップされていた。照らされた石垣は白く見える。御影石を積んだお城の石垣を連想させる。戦国時代ならば城塞に適した場所・・。
写真-1 井田川に架かる禅寺橋と段丘上の家並み。 写真-2 禅寺橋を渡ると玉石を積んだような石垣に圧倒される。 写真-3 禅寺坂を上り、月見のおわら・町流しゾーンへ急ぐ。 写真-4 浄円寺坂から石垣夜景を見る。 写真-5 ライトアップされた石垣は白い輝きを放つ。 写真-6 暗闇に出現した城塞のような石垣。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年10月07日 12時54分54秒
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