カテゴリ:江戸・東京
築地市場の解体撤去が暫くすると始まる。更地にして基盤ができるのは、2020年2月頃(約1.3年間)。東京オリパラを控えて、大会の輸送拠点になるそうだ。都心の一等地が再生するまで道程は長い。
築地側の築地大橋取り付部を整備すると、11月中頃に暫定開通になる予定。橋の型式は、鋼製3径間連続中路式アーチ橋で、中央支間距離が145m。中央のアーチ形を眺めると、場所により「ナポレオンハット」または「さかな」の形に見える。 そもそも幕末期の築地は、大名・旗本の屋敷が立ち並ぶ格式ある場所だった。明治維新により、大名敷地から外国居留地(明治32年まで)へ、その後海軍省所管となる。大正12年の大震災後、日本橋魚河岸の移転があって卸売りが始まる。そして昭和10年築地市場が開場となった。 築地市場の最終営業日は10月6日。引越・解体に伴い、物陰・地下穴に隠れていた鼠(ネズミ)が一斉に移動することが指摘されている。鼠駆除を計画しているが、多くは取り逃がしてしまうのではないか。排水管、地下鉄などを利用して、次なる「餌場」を求めて、鼠族大移動が始まるかも・・。橋から鼠を連想した。
写真-1 開通前の築地大橋を上流から望む。 写真-2 下流から見た築地大橋。 写真-3 築地市場との取り合い部。 写真-4 帽子をイメージするアーチ梁。 写真-5 ネズミの移動が始まる築地市場。 写真-6 明治5年に焼失した築地ホテル館。和様折衷の建物。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2018年10月08日 08時24分49秒
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