カテゴリ:エジプト紀行
ラムセス3世の岩窟墓(がんくつぼ)番号は、KV11。王家の谷で11番目に発見され、1905年に発掘調査される。盗掘された墓だ。休憩所の南西100mにその入口がある。ラムセス3世は、第20王朝の2代目ファラオ。統治時期は前1187年から前1157年の31年間。偉大なラムセス2世から百年余り、経ている。 長期政権で、エジプト王国最後の繁栄を築いた王。西方のリビアの侵略を退け、北方の異民族集団(海の民)をも退けている。カルナックに大きな娯楽施設を作っている。 ミイラのCTスキャンにより、ラムセス3世の暗殺説が裏付けられた。昔から「宮廷陰謀パピルス」が存在し、王妃が家臣を抱き込んで、後継争いの結果だというよくある話。暗殺後、4世、5世、6世らの治世は短期間で混迷することになる・・。
写真-1 地下室に続く回廊。 写真-2 岩窟墓見取り図とラー神と対面する図。 写真-3 通廊の壁画。三つ頭と足のある蛇。 写真-4 副室の壁画。大勢の人が蛇を持ち上げている・・。 写真-5 古代の神々。ホルス神、オリシス神、アヌビス神など。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年02月27日 06時00分17秒
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