清多夢くらぶ

2019/03/11(月)06:00

カルナック神殿 塔門と花道

エジプト紀行(54)

​​​​​​​ ​ルクソール東岸は、古代エジプトの首都として栄えたテーベ。紀元前1150から前1069年頃まで。西岸を死者の街とすれば、東岸は聖者の都とされた。カルナック神殿は、​アムン大神殿​を中心に、複数の神殿が複合したもの。歴代の王が増改築を行い、エジプトの最大規模の神殿施設となった。​  かつての船着き付近から第1塔門へ向かう。門まで道の両側に雄羊の頭を持つスフィンクスが並ぶ。雄羊は最高神アムンの聖獣。スフィンクス参道を進み、エジプトで最大級の第1塔門へ。その高さ43m×幅113m×厚15m。塔門の内側には、積み重ねられたレンガがある。​  第1塔門を抜けると中庭が広がる。南の壁際にもスフィンクスが並ぶ。第2塔門の前に、オシリス神ポーズをとるピネジェムの巨像が立っている。この巨像は、元はラムセス2世像だという。その足もとにラムセス2世の王女ベントアンタの像が置かれている。​  昔の映画場面にあったように、プトレマイオス朝時代クレオパトラとシーザが訪れたというカルナック神殿。二人揃って、スフィンクスの花道を歩いたかも・・。地中海に面する首都アレクサンドリアから1000km近くの船旅だ。人力と帆船で、長くもあり楽しい旅だったことだろう・・。​​​​​​​​​​ 写真-1 エジプト最大の塔門、カルナック神殿第1塔門。高さ43m。 写真-2 カルナックのスフィンクスが並ぶ花道。 写真-3 参道の雄羊スフィンクス列とポーズとるワンちゃん。 写真-4 第1塔門と第2塔門の間の中庭。 写真-5 ピネジェムの巨像と王女ベントアンタ像。 写真-6 カルナック神殿の見取り図と模型。

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