カテゴリ:土木遺産、歴史遺構
南禅寺境内を跨ぐ水路がある。琵琶湖疎水の分線にあたる「南禅寺水路閣」である。蹴上付近から疎水本線から分岐して、枝水路となって南禅寺院前を横切る。そして第5トンネル(105m)を経て、哲学の道沿を流下し、今出川通りを併走する。 長さ93mの水路閣は、古代ローマの水道橋を摸している。橋幅4m(水路幅は2.5m)×高9mの橋脚が並ぶ。レンガと花崗岩で作られた13連続アーチ橋は、風格が漂う。明治21年に出来た水路橋は、近代産業遺産とともに国の史跡だ。 京都の近代遺産のなかでも南禅寺水路閣は、明治初期の土木技術を今に伝える建造物。今なお現役で、京都市内へ疎水している。現役が故に、映画やドラマに度々使用される場所だ。紅葉のシーズン撮影スポットは、順番待ちができる・・。
写真-1 南禅寺水路閣の撮影スポットで・・。 写真-2 現役で京都市内に水を流している琵琶湖疎水支川。 写真-3 南禅院前を横切り水路閣と方丈庭園。 写真-4 連続するアーチがコンセプト。 写真-5 水路閣脇散策路と5号トンネル吞口。 写真-6 琵琶湖疎水模型における水路閣。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年08月29日 06時00分08秒
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