カテゴリ:国内旅景色
鳥海山鉾立は、風もなく良く晴れた。稲倉山荘裏の展望台から、雲が切れて一瞬新山が見えた。中央火口丘の新山は、鳥海山頂点で標高2236m。「夫婦で見ろ」との語呂合で覚える。一方、駐車場からは、日本海沿岸を一望できる。新潟から秋田まで、対岸に飛島、眼下に象潟を見ることができる。 東北地方には日本の百名山14峰がある。鳥海山はそのひとつ。日本海に裾野を浸しした秀麗な山容が特徴。海岸線まで16kmと近いので、奇景「影鳥海」が生じると観光パンフレットに載っている。鳥取の大山でも見られる。 有史以来、火山活動があり近寄り難い山と恐れられ、山岳信仰の対象となった山。沖合に浮かぶ「飛島」は、鳥海山の山頂が吹き飛んで出来たとの言い伝え。また、西の松島と云われた象潟(きさかた)を俳人・松尾芭蕉が訪れている。その115年の1804 年に「象潟地震」があり、陸続きとなった。 春先鳥海山では、雪形が色々な形に見える。毎年田植えの時期、南斜面に雪形「種まき爺さん」が出現すると、地元新聞に掲載される。その年の農産物の出来を占うという・・。
写真-1 鉾立展望台から鳥海山山頂の新山を見上げる。 写真-2 稲倉山と御浜との谷を深く削った奈曽渓谷。 写真-3 駐車から見た稲倉山と登山口。 写真-4 飛島を眺めるも、雲の下すれすれに見えた。 写真-5 象潟や仁賀保市を望む。 写真-6 日本海に映る影鳥海と春先に見られる雪形[観光冊子より]。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年10月29日 06時00分07秒
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