清多夢くらぶ

2020/03/16(月)06:00

真白満開 白木蓮

花景色(346)

​​​​​​ 雪のような真っ白いハクモクレンが満開の時を迎えていた。たまごの形をした花は全員、青空を見上げるように上向きに咲く。そのためか風雨に弱く、開花から3日程度で散ってしまう。散るというより、ドスンと落下する。静かな早朝、落花音で目覚める、という俳句もある。​  開花の1日から2日目が美しい。青空によく映え、白色の魅力を際立てる花びらだ。ハクモクレンに似た花にコブシがある。花の向き方と花の厚みが異なる、コブシは、顔を下向きして雨風を凌ぐ。一方、白木蓮は、花びらが厚く、卵のように見える。​  ハクモクレンの「気高い」白さは、花びらの厚さによるものだろうか。純白のドレスを連想する。桜より早く咲き、寿命も短いので花見の対象になり難い・・。白色から桜色へバトンタッチする存在だ。​​​​​​​​​ 写真-1 流山街沿いの畑と白木蓮林。 写真-2 菜の花とハクモクレンと青空。 写真-3 白さが際立つハクモクレンと土塀。 写真-4 新雪が積もったようなハクモクレン。 写真-5 卵状の花は、すべて上向き。

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