カテゴリ:江戸・東京
2020東京オリンピックのマラソンコースの折返し地点になるはずだった浅草雷門前。雷門から浅草寺本堂まで南北へ約350mの参道が続く。この間大きな赤い提灯を、誰もが興味深く観る。特に外国観光客は、大提灯と記念写真を撮る。
浅草寺総門にあたる「雷門」に赤い大提灯「雷門」が吊り下げられている。正式名称は、「風雷神門」。総門の左右に、風神と雷神が泰安していることに由来する。現在の門は、松下幸之助氏の寄進によって再興されたもの。 雷門を過ぎ仲見世を通ると、宝蔵門が見えて来る。宝蔵門には、「小舟町」と描かれた大提灯が吊っている。この提灯は、日本橋魚河岸の信徒なとの心意気を示したもので、1659年に奉納されたもの。現在まで歴史と伝統を受け継いでいる。 浅草寺本堂(観音堂)の拝殿に「志ん橋」と描かれた大提灯が吊り下がっている。新橋の信徒などが奉納したもの。歌川広重の名所江戸百景、冬の「金龍山浅草寺」には、雷門に「志ん橋」提灯が絵がれている。五重塔も現在の位置と異なっている。
写真-1 浅草寺総門の「風雷神門」。 写真-2 雷門から仲見世通り。 写真-3 宝蔵門の大提灯「小舟町」。 写真-4 本堂拝殿の大提灯「志ん橋」。 写真-5 観音堂拝殿の天井画。 写真-6 歌川広重・名所江戸百景「金龍山浅草寺」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年01月03日 06時00分07秒
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