カテゴリ:RCクルーザ旅景色
日本最大級の伽藍、日本最古の三門を有する臨済宗の慧日山東福寺。国宝の三門は、室町期の1425年に再建され、足利義持の筆で「妙雲閣(みょううんかく)」と書かれた扁額が掲げられている。禅宗の三門として最古、五間三戸の二重門。1階と2階との境目に軒がある。 京都五山の格式で栄えた東福寺。時代が進むにつれて衰退したが、今なお25寺の塔頭を持つ大きな寺院。鎌倉初期に九條家の氏寺として創建。奈良の東大寺と興福寺にちなみ「東福寺」と名付けられた。大伽藍と庭園と紅葉を満喫できる名刹だ。 本堂(仏殿兼法堂)は、昭和9年に再建されたもので、高さ25.5m×間口41.4mの大規模な木造建築物。本尊は釈迦三尊。戸の隙もからその姿を拝見させてもらう。天井の「蒼龍図」はダイナミック。鋭くとがった角と細かく描かれたウロコが特徴とされる。 寺院の方丈は、四周に庭園があることで有名。特に南庭は、砂紋によって八海の荒波を、巨石で四仙島を表現しているという。北庭と南庭は、敷石とスギゴケを用いて市松模様を配置した近代的な庭のようだ。[RC海号による旅行記-20]
![]() 写真-1 五間三戸二重門の東福寺三門。 ![]() 写真-2 三門中央口から本堂を望む。 ![]() 写真-3 本堂(仏堂)と「蒼龍」の天井図。 ![]() 写真-4 方丈の西側と南庭と本堂の屋根。 ![]() 写真-5 南庭(八海の砂上に浮かぶ四仙島を表現)。 ![]() 写真-6 北庭(市松模様)と東庭(北斗七星をイメージした柱石)。
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2022年01月10日 05時00分05秒
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