卒哭願興
東日本大震災で発生した「がれき」の後片付けが進んでいない。5/15の新聞で3県合わせて、撤去率14%程度(349万t÷2,487万t)と報道されている。岩手604+宮城1,595+福島288=2,487万t 進まない理由のひとつに「がれき」には、被害者、遺族の方とって「悲しみが浸み込んでいる」からであろう。然しながら、このままのスピードでは復興も覚束なくなる。 一般の法事に百ケ日目を「卒哭忌(そつこくき)」と呼び、泣くことや悲しみにを卒業する時期との風習もある。一説に土葬すればで、白骨となる頃。来る6月11日は、犠牲者の冥福をお祈りすると共に、天と海に向かい『東北復活』を祈願する大法要を広域的に執り行ったらどうだろうか。 然る後に少し粗っぽくはなるが、がれき撤去そのものに本腰を入れる。台風到来までに大方片づけてしまう機運になれば良いのだが。その祭には、大型重機使用の検討も避けて通れない。大量のがれきの総量は、単位体積当たり1.5t/m3とすれば16,580,000m3となり東京ドーム球場の13個分に相当する。場所にもよるが、工事用道路造成と大規模処分場の確保がまず優先される。 原石山では岩屑の積込・運搬に大型重機を使用することが多い