赤い水管橋 吹上敷ホピー
「こうのす」には、日本一が二つある。一つが川幅日本一2,537m、二つ目が水管橋長さ日本一1,101m。いずれも荒川の河川敷の広さ故である。赤いアーチ橋は、とにかく目立つ。地元のランドマーク的存在だ。 鴻巣市大芦と熊谷市小八林とを繋ぐ荒川水管橋は、14連のアーチ橋(ローゼ補鋼式)。昭和59年に完成した上水のパイプライン。荒川左岸河川敷に広がるポピー畑と麦畑に映える。河川敷外の水田からも良く見える。 この水管橋は、直径1.2mのパイプを2条抱えている。埼玉県行田浄水場で作られた上水は、左岸(鴻巣側)から右岸へ送水される。行田浄水場の水源は利根川である。利根川大堰で取水した一部が荒川を越えた地区で使用されているようだ。 荒川河川敷は麦秋を迎えていた。梅雨入り前の乾燥した時期に、熟した麦を取り入れる秋だ。鴻巣市全体の麦収穫量は約1,250トン(米の1/8程度)。ほとんどが小麦である。おそらく幅広のうどんやラーメンに使用しているのだろ・・。 写真-1 2.3ヘクタールのホピー畑から日本一の水管橋を望む。 写真-2 直径1.2mの水道管2条を抱えて、1.1km続く。写真-3 水管橋の背景は秩父連山。 写真-4 水管橋の上流にかかる大芦橋と麦畑。写真-5 コスモスアリーナふきあげ周辺のホピー。秋にはコスモスが咲き乱れる。