レンコン街道 マラソン終路
広大なハス田が広がる土浦市東部地区。特に霞ヶ浦に面する田村町と手野町が大規模に生産している。田村町を南北に通す県道118号線はレンコン街道と呼ばれ、北に筑波山を望むことができる。豊富な泥と大量の水、そして降り注ぐ陽がレンコンを育むのだ。 茨城県のレンコン収穫量は、27,900トンとも言われ、全国の約半分に相当する。政府の減反政策に悩んだ農家が昭和47年頃から稲作からレンコン作りを始め、地域に広がった。土浦市では作付面積510haから約9,180トンが収穫される。収穫原単位は1.8kg/m2。卸売価格は平均450円/kg程度・・。 レンコンは主に11月から12月が収穫のピーク。正月料理には欠かせない。穴のある筒状から「先が見える」と言って縁起を担ぐのだ。ビタミンCやネバネバ(ムチン)が風邪予防によいとされる。それにしても泥の中に腰まで埋まり、レンコンを掘り出すのはキツイ作業だ。一層の機械化が望まれる。 年も4月に「かすみがうらマラソン」がある。フルマラソンに1万8千人が参加予定。レース後半にレンコン街道を走ることになる。一番苦しい35km地点付近からは筑波山が正面に見える。かすみがうらマラソンを最後にランしたのは平成15年4月13日。以来、フルに挑戦していない・・。 写真-1 土浦市のハス田と筑波山。ハス田は区画され、昔の田圃の面影が残っている。 写真-2 北風が吹くと筑波山が良く見える。 写真-3 田村町を南北に走るレンコン街道。かすみがうらマラソン36km地点付近。 写真-4 ハス田から土浦市中心部を眺める。 写真-5 レンコンの水洗い。寒風の水仕事は辛い・・。