The Animals / The Complete Animals (2CD)
The Pretty Things の事を書いたら 10 代の頃熱中していた他のビート・グループも無性に聴きたくなった。 そんな訳で英国ニューキャッスルの雄
The Animals の登場。 そのステージがワイルドで "アニマルみたい" と言われたのがバンド名の由来というのは良く知られた話。 レコーディングではそのあたりの雰囲気がすっかり薄れてしまうことが良くあるが、彼等は見事に再現していると思う。
この 2 枚組も今は廃盤かな? 1990 年に英国 EMI で編集されたもので、名物プロデューサー、Mickie Most の元で録音された 1964 年と 1965 年 の彼等が最も熱かった時期の全 40 曲。 英・米・日で色んなベスト盤や編集盤が出ているけど、これが最も充実している。
Alan Price のチープなオルガンと、
Eric Burdon の狂ったヴォーカルにノック・アウト必至です。
この時期のロンドンでは、リヴァープールから来た John Lennon, ロンドンっ子の Mick Jaggar, そして
Eric Burdon の 3 人はよく一緒に飲みながら音楽の話をしていたとか。 きっと BLUES や R & R, R & B の話で盛り上がっていたんでしょう。
代表曲である「The House Of The Rising Sun」や「Don't Let Me Be Misunderstood」はもちろん最高だけど、個人的には Bo Diddley ビートに乗せて、当時の英国音楽シーンを歌った「The Story Of Bo Diddley」が好き。 The Beatles や The Rolling Stones の曲のフレーズが効果的に挿入された楽しいナンバー、興味がある方は是非!
彼等のオフィシャル・サイト ⇒
The Animals