フィリピン、ドゥマゲッティのダイビング&ネイチャーツアー&コーディネート

2011/03/28(月)12:35

第一章ベトナム編 メコンと愉快な仲間達

ベトナム、カンボジア、タイ(8)

続きを書く前に、今回の震災で東日本全体は直接的な被害はもちろんだが、言いようもないショックを受けたと思う 今まで当たり前にあったものがすべて失われてしまう、先の見通しがみえずお先が真っ暗になる。 信用していた安定していた生活が一変し、当たり前だったことが当たり前ではなく、当たり前に行えなくなる 暗くて寒い冬がいつまでも続くような気さえする。 しかし、前回も書いたが 冬の後には暖かく生命溢れる美しい春が必ず来る 春の花々の一つ一つが美しく、春の訪れに向かい一生懸命咲こうと準備をしているように 今新たな次のステップに向けて一人一人が何ができるか、自分が生まれてきた使命は何かを再認識して、希望というつぼみを発信し、新しい勇気と希望と自信に満ちた 日本という大輪を咲かしていきたいと思う。 今回の旅でお世話になったベトナムの人達からも大丈夫か?というメッセージをいただきました。 ポーランドからも何人かメールをもらいました。 最悪のベトナム戦争をくぐりぬけて来た人々の真の強さ。 共産圏の支配下にあり、当たり前の自由がつい最近まで許されていなかったポーランド 本当の痛みを知っている人はより強い人になれると思います。 希望という意味の本当の意味を知っている人々だと思います。 僕ができることは自分の経験してきたことを発信し、世界の素晴らしさ、美しさ 広さを伝え、そこから希望や力につながってもらえればと思います。 一人一人のできること、力は微々たるものかもしれませんが、それが集まっていけば 大きな力強い元気玉ができるようにその力を東北や日本全体に届けていきましょう! 朝、メコンクルーズに行くというので8時に起床予定で目覚ましをかけたのだが ご丁寧にも電波時計なので夜中のうちに日本時間に戻っていてくれたみたいで 2時間前の6時に目覚ましがなり起床、お母さん以外誰も起きていなく おかしいなと思っていると、現地の時計は6時!またやってくれた みなさん電波時計は海外旅行には持って行ってはいけません。(カシオさんごめんなさい) うえー、二日酔いで朝から気持ちが悪い。 朝食をいつものごとくバイクのケツに乗り、また違った友達の家家を巡りながら みんなで食べに行く。 牛肉のフォー、あっさりしていて朝食には最適なのだが二日酔いの体には薄切りとはいえ牛肉はこたえる。  ココナッツ焼酎で二日酔いで気持ちが悪い―とみんなに言ったら、大笑いされた。 ここの街の人ならみんな一度は経験する、あるよねーあるある話しらしい。 朝食を食べ終わり、一人を除くすべてのメンバーと別れを告げ いざメコンクルーズへ! 途中昨日の夜飲んだメンバーとその彼氏彼女、新たな友達も加わり 10名ほどに ほぼみんなカップル。 デートでメコン川クルーズとはおつなもの。 女性側はなかなか気合いが入っている様子。 中には今年がネコ年だからか? ひょう柄のシャツにミュージカルキャッツ の舞台からそのまま来ちゃいました風のかなり気合いの入った化粧 これからメコンを下って行くのに、物陰から獣と間違われて密猟者から撃たれないかと 心配になる。 いざ出発となってもすぐに出発しないのだが南国流、まだ来ていないメンバーを待ちながらカフェでうだうだ、何故だかメンバーがそろってもうだうだ やっと重い腰があがったのが12時ちょっと前、もう昼やないかー 人数が人数だからなのか、時間が時間だからなのか、ボートは僕らだけ ガイドはベトナム人でベトナム語オンリー。 パンフレット風のものも全部ベトナム語、簡単な写真やルートの絵を眺めこんな感じとおおよその想像を膨らます。 きっちりと分けた髪と、真っ白なシャツをズボンの中にきっちりと入れ、あまいマスクをうかばせた昭和のアイドル風なガイドさんの、ちょっとした歌にしか聞こえない ベトナム語の説明をバックに、屋形舟風のわれらのボートはゆっくりと心地よい風をうけながら、少し濃いベトナムコーヒー牛乳色の川を下っていく。 はるかチベットを源流にメコンは中国雲南省を通り、ミャンマー、ラオス タイ、カンボジアまで広がり、こうしてベトナムまでやってきて終わりをつげる など思いにふけっている僕を尻目にカップルはいちゃつき、自分達の世界へ浸っている。 メコンの大河は遠い道のりを長い年月をかけて流れ、それと共に様々な思いも運ばれてくる。 僕は二日酔いの気持ち悪さで朦朧とし、カップルはいちゃつき、ガイドさんは気まじめに誰も聞いていないもしくは理解できない説明を続け、僕の隣で写真を撮りまくっている人もいる。 みながそれぞれ好き勝手にそれぞれのことをする、大河メコン的屋形船旅はこういったカオスの中進んで行った。 途中船を降り陸路にかわる、ココナッツで作るお菓子の製造工程を見せてもらい、 ココナッツで作ったお土産品を見て回る 白人や日本人などの観光客もちらほら見かける、ベトナム人の中に一人紛れているので 誰も僕が日本人だとは夢にも思っていない様子、お土産売りも相手にしてくれない。 まあ、その辺の木の下に落ちている果物をベトナム人と一緒に食べて、あっちの方がおいしいと木になっているのをもぎとってむしゃむしゃ食べていたら誰でも観光客とは思うまい。 何故だか途中馬車で移動。ベトナム人にも珍しいらしく、みなさま大いにはしゃぐ しかし、馬車を降りたところに豪邸がありみなさま、何故だかあんなにはしゃいだ馬車ではなく、豪邸の写真を撮り、みんなで豪邸をバックに記念撮影 「またかよーしょうがねえな」とカメラを意識してポーズを撮りかけた馬も、先導さんも あっけにとられていた。  ベトナム人用のツアー行程になっていたのか、やたらカラフルなお寺や祠?のようなところ、外国人の僕には近所のおじいちゃんにしか思えない人物の写真やおそらくその人達にまつわる展示品を集めた場所など、外国人は見かけなかったのでローカルな有名どころへ ベトナム人に紛れ、うんうんとわかった顔しながら眺めて歩いた。 それにしてもアジア人はなぜにこんなにも写真が好きなのか、少し歩いてはパチパチ撮り 特に自分や友達を撮るのが好きで、みんな決めポーズや決め顔はお手のもの。 やたらとパパラッチされまくる。 二日酔いの僕には正直しんどい ちゃっかりとみなさんしっかりしていられる、値段が観光客価格になるツアー中はみなさんお昼を過ぎているのにもかかわらず御飯を食べずに(果物を拾ったり取ったりして食べていたが)クルーズが終わったらみんないっせいにお腹すいたーと 御飯を食べに直行した。 例の昨日の晩食べたエイリアン面魚入り鍋再び登場! そして、やはり昼間からビール!そしてベトナム式一気飲みが、 しかもジョッキですよ 奥さん! さすがにこれは量が多すぎてビールは無理だと断念 (昨日の焼酎さえ残っていなければ―) カニ肉入りシーフードスープ、シーフードチャーハン、炒め物、焼きそば、やっぱり みんなよく食う、よく飲む メコンクルーズではしゃいでいろいろ歩いたので疲れていると思いきや、食べて飲んで 元気が出てきたのか、まだ外は明るいのにカラオケ行くぞ―となった。 ここでもベトナム語だらけ、たたでさえ普通に話しているのが歌みたいなベトナム語の 歌を散々聞かされ、迎い酒と適度な疲労感の中カラオケボックスで不覚にも爆睡 起きたらみんな帰るところで外はすでに暗くなっていた。 さすがにみんな疲れたのかここでこのメンバーとはお別れ、明朝この街を発つことにしたのでお別れを言い、またベトナムに来たら飲もうねーと明るく別れた。 ここで一日が終わるベトナムではない、いったん家に帰り夜御飯を食べ、 また別のメンバーと夜の街へ、三ツ星ホテルの屋上が東京のビアガーデン風 カフェになっていて、景色もよくけっこうな混みよう また新しいメンバーが増えたので最初から自己紹介がはじまり、いつものごとく質問攻め 次々と人が増えていき、まったりとした時が流れていく そしてしばらくすると場所をかえ、そしてまた食べる 大いに食べ大いに飲み、大いに遊び大いに笑う、これぞ人生!とも いわんばかりのベトナムコーヒーのように濃い―ベトナムライフはこうして 日々過ぎていく。  明朝はこの街を離れ次の目的地へ、次はどんなベトナムが待っているか どんな顔を僕に見せてくれるか楽しみでしょうがない 僕が想像もつかないような展開がおとずれることを密かに望み、そして それがかなえられるかのようにまた違ったディープなベトナムへと旅はまだまだ続く。

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