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カテゴリ:フィリピンな日々
ドゥマゲッティーでもう20年近くやっている老舗ダイブショップ、ダイブインウサの黒沢さんとは縁としか思えない不思議な繋がりがある
その縁を最初から辿ると僕が初めてフィリピンに住み始めた14年前にも遡り うちの別れた父親が何故か関係している フィリピンのセブ島に14年前高校を卒業してダイビング留学に行くことが決まっていた僕は 何年かぶりにあった父親に「ネグロス島に黒沢さんという友人がいるから、何かあったら尋ねなさい」とだけ言われ送り出された。 そして2年が経ちインストラクターの修行が終盤にかかり、黒沢さんのことを父親から言われたことすらすっかり忘れていた時、母親がフィリピンに何度目かに遊びに来て 別の島に行きたいというので、その時の師匠が紹介してくれたのが奇しくも黒沢さんのお店でドゥマゲッティーだった、その時に泊まったのも今僕がお店を構えているサンタモニカビーチリゾートだった。 その時のダイナミックなアポ島でのダイビングは今でも覚えているが、その時は当たり前だが ドゥマゲッティーに来る気などまったくなかったのでそのまま黒沢さんとはまったく連絡を取っていない。 時は流れ今年の1月にドゥマゲッティーに移住してきて、ダイビングショップを始めたが 黒沢さんのことを聞いても誰も知らなく、知っている人でももうダイビングはやっていないんじゃないかとしか言わない だいぶ前のことなのでもうダイビング辞めてしまったのかとずっと思っていたが 最近になり、黒沢さんらしき人と話をした人が浮上してきた、ダイビングはやっているのかな?と 考えていたら、いきなりいつもタンクを借りているお店で目の前に日本人らしき人が現れ 「五十嵐君だね?」と尋ねられ面喰ってしまった。 「今度うちに遊びに来なさい、場所はどこどこだよ」 「ハイ」 ちょうどお客さんがいて忙しくしていて 暇になったら行こうと思ったが、そもそも移動手段を持っていないから、どうやって行こうかなと 気になっていたら、それから2日後 黒沢さんからいきなり電話があり「近所の人に電話番号聞いて、今家の前にいるんだけど 会えるかな?」とすごく早い展開にまたまた面喰ってしまったが ちょうどお客さんとこれからセブに行かなければ行けなかったので 後日連絡することにして申し訳ないがお断りした。 後日わざわざうちまで迎えに来てくれ、やっとのことで12年ぶりにお会いできた。 話をしてみると、そういえばそもそも黒沢さんは僕の師匠からインストラクター の資格を取り、ダイビング指導団体も同じだったということを思い出し 先輩と後輩にもあたる人だった。 その先輩が来年をめどに引退を考えているので跡継ぎを探していたとのこと 飛んで火にいる夏の虫、そこに僕が現れたというわけだ 「今までのお客さん譲るし、これからのお客さんもお願いしますと ただマニアックなお客さんが多いので、私が築いてきたアポ島の ダイナミックダイビングを随時教えていくので、よろしく」 願ってもないチャンスである、もちろんすぐにお受けして これから先輩からダイナミックダイビングの極意を教えていただく 「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」先輩は嬉しそうにそう呟いた。 これからまた新たなステージが始まろうとしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年08月16日 09時01分23秒
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