2015/11/17(火)10:14
フィリピンのビジネスシーンの80パーセント以上を掌握する中華系の底力をパーティーでみた
ドゥマゲテのライオンズクラブのパーティーに誘われた。
最近いろいろな人を紹介してくれる建設会社を経営している
ジョナサンからの誘いで、彼もライオンズクラブのメンバーらしい
ライオンズクラブを調べてみたら、本部はアメリカだが
1952年にフィリピンのマニラのライオンズクラブがスポンサーになり
日本で初めて東京ライオンズクラブが誕生したらしい。
フィリピンの方が古く、日本との繋がりがこういう形であるとは面白い
ドゥマゲテライオンズクラブのメンバーはほとんどが中華系だった。
今回は珍しく中華系の好みそうなご馳走が並んだ
中華スタイルパーティー
通常のフィリピン人のご馳走だと肉ばかりで油ギトギトだが
野菜やキノコ類が混ざっているので嬉しく、若干ヘルシー
もうすでに皆さん食べた後だったので
豚さんがあわれもない姿になってる!
まずは腹ごしらえしてから話に華を咲かせましょう的な
これはフィリピンスタイルで、挨拶もほどほどに
まずは黙って食べ、お腹を満たす
食べ終わっても「遠慮しないで、もっと食べなさい」的な
やりとりが何回か繰り返され、本当にお腹いっぱいです
アピールをしたら、話しが始まる
男性は酒を飲みながら、女性はデザートを食べながら話をしていく
途中から男性陣はだんだん下ネタに移行するので、
女性陣はいつの間にかすーーーと引き、どこかに行ってしまう。
この辺りもフィリピンのどこにでもあるような光景
ただ一つ違うのがこういう席でも中華系の人々はビジネスの話が
圧倒的に多く、巨額のお金を動かした話や、ビジネスの噂や
どうやったら儲かるかなどなど、聞いているだけで非常に勉強になる
この人達はこういう時でも常にビジネスのことを考えている
だから中華系はどこにいっても圧倒的に強い
普段よく見るお店やサービスの名前や建築物
銀行、ホテルなどなど今このパーティーに来ている
メンバーが多く手掛けている。
ドゥマゲテ最大の建設グループ、ガスなどの様々なサービス
ありとあらゆる様々なビジネスを出掛けるマティアオさん
フィリピン最大の銀行のドゥマゲテメインブランチのマネージャー
フィリピン版リアル半沢直樹の方
ネグロスオリエンタル州をかなり網羅しているホールセールの
雑貨屋さんや雑貨を運ぶサービスを手掛ける
このパーティーの主催者ボーイさん
建設会社、マンハッタンスイーツインホテルやその他ビジネスを手掛けるジョナサン
セブで有名で大変な症例もこの人なら治せると言われる凄腕婦人科医
ドゥマゲテのビジネスシーンを牽引する
ビジネスリーダー達が集まったパーティーは面白かった
パワフルで良く食べ、良く飲む
話しもどこからでも沸いてきて、面白い話が尽きない
かと言って自分一人が独占して話すのではなく
周りへの気配りを忘れなく、一人一人がちゃんと話ている
ユーモアに溢れ、お茶目な子供っぽい面も隠れていれていて
遊び心がすごくある。
こんな人達がビジネスリーダーとしているドゥマゲテという街は
やはり他の街とも少し雰囲気が違い
穏やかで優しく、人間味あふれていて、どこか余裕がある街
彼らを見ていると他の国の華僑とは大きく異なり
自ら進んでフィリピンと同化し、フィリピンという国を愛して疑わない
自分の街ドゥマゲテにすごく愛情を持っていることがわかる
こんな小さな街でライオンズクラブがあること自体もすごいと思う。
ライオンズクラブの誓いにあるように
「われわれは知性を高め、友愛と相互理解の精神を養い、
平和と自由を守り、社会奉仕に精進する」
まさに彼らはそれを実践している