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ドゥマゲテ(ドマゲッティ)の海を潜る、自然を堪能する、楽しく暮らす

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2011.03.05
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こうして元旦のあいさつ周りに便乗した僕だったが、幸運なことにあまり違和感なく
迎え入れてもらったと思う。
見た目はベトナム人ぽいので(バイクでヘルメットをかぶってきたので髪もベトナム人の
まさにそれのようにうまくまとまっていた)
最初はベトナム語で何かしら話しかけていただくのだが、もちろんまったく一言もわからなく、ただニコニコしているだけ
まあ座りなさいと、そしてお茶からはじまり、お菓子、お菓子、お菓子!
そして、南ベトナムの正月にこれもなくてはならない
英語で言うグリーンビーンケーキ、甘くない御飯が多いズンダ餅風と言ったらいいのか
素朴な味でもち米が好きな僕としてはけっこう気に入った。
しかし、日本人的礼儀としては出されたものは飲み干す、食べきる
だが、次から次へと際限なくおかわりが来る
それでもおいしいし、出されたものは食べないとと思いつい食べてしまう、
またおかわりが来る、
言葉がわからないから間がもたない、小さな家なので周りをみてごまかすがそれでも
もてあます、気まずく目があったりするとベトナム語で話しかけてくれるのだが
やはり努力してもわからない。
気まずさにまけて、お茶を飲む、またおかわりがくる、
食べる、こっちも食べろとおかわりが来る、その繰りかえし。
正直な話し、一番最初に覚えたベトナム語はおいしい、そして
お腹がいっぱい、お腹減ったは最後まで覚えられなかった、、、、
お腹いっぱいはノ―、トーンが違うがそう英語のノ―と似ているので
もういりません、食べれませんのNOとして覚えやすく本当に助かった。

一通り話し、ゆっくりしたら次の家へ移動
小川を横目にみて色々な果物の木を眺めながら進む
おばさんの家に寄る
再びお茶からはじまり、お菓子、みんなココナッツやタマリンドなど
その辺りでとれるもので、手作りでお菓子を作りそれぞれが違い、また家によっても
違うのでついつい手が伸びしてしまい、全種類食べたくなってしまうが、
こいつは食べれるな、遠慮しないで食べなさい攻撃がはじまるので、恐る恐る手を伸ばす。
笑顔が素敵なおばさん、目が合うと笑いかけてくれるのだが、おしくもベトナム語がわからないので会話にならなく、ベトナム語が話せたらねーとお互い残念な気持ちになる。

次の家へ移動。小川を飛び越えさらに奥へ進む
家に入ったはいいが、みんな寝ていた
大晦日の前夜みんな飲んで遅くまで起きていたらしく、昼過ぎまで寝ているようだ。
みんなバラバラに起きてくる。
ここでは、友達の姉が住んでいて彼女はマレーシアにも住んでいたことがあり、
英語もマレー語もわかるので、言葉が通じる。
ただベトナム人の英語の発音はベトナム語自体に歌のようにトーンがいろいろあるので
僕がいろいろ旅してきたどこの国の人の英語よりも聞きとりずらく、
英語があまり普及していないのもあり、なかなかどこに行っても難しく苦労する。
ここでは、酒を飲む人がいるらしく、お茶ではなくビールからはじまる
お菓子→フルーツ→正月のズンダ餅と行き、ビールのつまみのベトナムのハム
アイスといろいろ出るわ出るわのオンパレード
さすがに昼食を勧められたが、食べれなかった。
みんなぞくぞくと起きてきた、ここは女性ばかりでみんなそろい
ワイワイガヤガヤと話しに花を咲かせる。 たまに何話しているかわかる?
みたいにかまってくれるがたいがいあまり特別扱いをすることもなく、自然体でいてくれるのでこっちとしては大助かり
素顔のままのベトナム正月を楽しむ人々をじっくりと観察できる。

友達とその姉、おば、その娘と僕の4人で近くのお寺に初詣?に出かけた。
仏教寺なのだろうが、日本のそれともタイとかのそれともまた少し違い
参拝の仕方もまた違い、他の人のを見よう見まねで参拝した
長いお線香を持ちながら手を合わせ手首のスナップをきかせながら3回振り祈る
まるでカクテルを作っているような動作、これは妙なところでこの動きに出会ったものだ。
線香をさし、次に
膝まづき頭と手を床につけ、3回繰り返す
それをそれぞれの神棚へ計10回以上やる、けっこういい運動汗がかなりにじむ。
最後におみくじのようなものをひき、お寺の置くの座敷へ行き、和尚さんの話しを聞く。
ここでもまずはお茶そしてお菓子、
日本人だということに和尚さんビックリ、本当なの?冗談でしょ?みたいな表情をうかべ
なかば信じてくれないようだったが、やっと納得してくれたよう。
こんな小さな村に外国人など来るはずもなく、はじめて外国人を生でみたそう。
おみくじの結果をみんな一人一人聞いている、僕はよくもなく悪くもなく
だったそうで、もっと詳しく知りたかったが誰も訳すことができなかった、
というよりもみんな自分の結果の方に夢中になっていたというのもあっただろうが。
あまり結果が良くなかった人たちは何故だか、もう一回ひいていいことになり。
慌ててまたおみくじをひきに行った。 そんなのでいいのかい?
言葉はまったくわからないが、和尚さんの偉い話を聞き
その場に流れる良い気みたいなものを授かり、一人一人ありがたいお土産をもらい
(中身は折り紙のように折られたお金)
何だか元気になりお寺を後にした。
みんな来る前よりも足取りが軽くなり、明るくなってお寺からの帰り道を楽しんだ。

最初のおばあちゃんの家(おばあちゃんはもう亡くなっているが)
に着き、友達以外の3人と別れ
またお茶からはじまるフルコースに戻り、しばらくして
暗くなってしまうので友達の家へ戻った。
それにしても今から思ってもなかなか濃い元旦だったと思う。
日本では忙しくて初詣にも行けなかったのが、ここに来てベトナムでベトナムの元旦に初詣に行ってしまったし
親戚周りもして、お年玉までもらってしまった。
と一日を振り返りながら夕食を食べていたのだが、その考えはあまかった!
親戚周りの次は地元に帰ってきたと言えば友達周り!
そして、ベンチェーといえばココナッツのお酒が有名!!

すっかりあたりは暗くなってしまい、一日が終わると思いこんでいた僕だが
ディープなベトナムは休むところをしらないようで、またさらに奥深くへと僕をいざなっていく。
いざゆかん未知の世界へと
飲めや食えやの宴はとどまるところをしらない、ツワモノどもは夢の中





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最終更新日  2011.03.05 10:47:29
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