2013/05/05(日)10:29
八百万の神々とフィリピンの花々
今、日本の神話をわかりやすくまとめた本を読んでいるのですが
アマテラスオオミカミがスサノオノミコトのあまりにも傍若無人な行動にショックを受け
天の岩屋戸に閉じこもってしまい、世界が闇の世界になり、作物も育たない、
みんな死を待つばかりの世界になってしまいました。
そんな状況下で八百万の神々が行ったことが、素っ裸になるまで踊り狂い、アマテラスオオミカミの笑いを誘い、岩戸から誘いだし、少しでも出たところを慌てて岩戸を閉めてしまうという何とも滑稽な荒業。
日本民族もそもそも底抜けに明るい民族だったようです。
この原文には八百万の神、共にわらひきとありますが、
このわらひきという部分が咲ひきと書くそうです。
つまり花が咲くのと同じ、人の笑顔は咲いた花と同じ、
最高のこの世の花とみていたようです。
僕が何故この先フィリピンにしようか決めた理由の
根本がここにあります。
国はまだ貧しく、日本に比べたら着ているものや、食べているものも
貧しく、所有物、財産と呼べるものはほとんどありません。
しかし、その物質的なものよりもあるかに尊いものを彼女らは明らかに持っています。
それが笑顔です。
国中で一年中ハイビスカスやプルメリア、ブーゲンビリアが咲き乱れるように
老若男女の眩しい笑顔がどこに行っても咲き乱れています。
国中が笑顔の大輪を咲かし、穏やかで陽気なオーラで満ち満ちています。
様々な誤解がありますが、それがフィリピンの本当の姿なのです。