2009/10/03(土)06:35
“やんば館”へ・・・
“やんば館”へ・・・
吾妻川流域訪問第八弾です
“不動の滝”のある場所から“やんば館”までは、とても近かったです。
でも、その間に印象に残るものをいくつか見てしまいました。
廃屋です
家の土台ですね
地元が国に負けてダム建設に『OK』を出してからは、かなりの人が諦めて既に転居を済ましてしまっているのです。
つまり、町は転居済と居住中の2つに大きく分かれているのです。
“川原畑地区”に至っては、既に8割が転居済だそうです。
「ダム建設中止」で、「今更・・」と怒るのも無理ない話ですよね。
更に、自然と調和しない奇異な物を見ました。
テレビや新聞で、散々見せられていた国道145号線付替の建設中橋脚です。
別に遠くからでも見えていたのですが、下を通るとその高さには改めて驚かされますね
ダム本体は殆ど手付かずですが、それ以外はかなり工事が進んでしまっているのが事実なのです。
この橋脚の下を通り、吾妻川を渡るとすぐに“やんば館”に着きました。
これは、「八ツ場ダム推進」のための施設です。
ダム建設がいかに必要で大切なものであるかをアピールするための施設です。
ここで、見たビデオや館員の説明だけなら、ダムが素晴らしい物に聞こえてきそうですね。
でも、自然環境や生態系維持の観点から言えば、百害あって一利なしであることは明白です
今までダムのせいで、数知れない河川の自然と生態系が壊されてきているのです。
世界的にダム建設がストップしている状況で、“推進”と聞くだけで情けない気がしますね。