2009/03/13(金)13:03
祝祭日の密談
2007年1月1日、我々はハバナにいた。
カストロの演説でもありやしないかと期待して行ったのだが、
街は静かであった。新聞にカストロの声明が少し載っていただけだった。
新年初日は、ヘミングウェイがよく酒を飲んでいたというバーで
ハバナ大学の教授と会い、この国の未来について話した。
”現実は厳しく、未来は常に輝いている。”
そういうものだ。
シリアでぼくに秘密警察の目を恐れず大声で
革命を叫んでみせた若者。
軍事政権下のミャンマーで、公安天下の北京の路上で、
小声でも力強く若者達は未来を語る。
よく見えないものだから、信じることは一つの解決策と
なりうる。
信じることは力だ。