はにょんの心臓
ーはにょんの心臓ー
はにょんの心臓に欠陥があるって判ったのは
生後一ヵ月半経った頃でした。
動脈管開存、心室中隔欠損、三尖弁逆流、肺高血圧、心不全。
なんだかわからない程病名を言われても
まるで他人事のような気がしました。
まさかうちの子が?心臓が悪い?
この時、はにょんの心臓は、出生時の2倍に肥大していました。
「お母さん、あまり泣かせない様にしてください。
ミルクを飲むことも心臓に負担がかかります。
無理強いしないでください。」って先生から言われました。
とりあえずは、薬を飲ませ、自宅で生活しながら
様子を見ることになったけど、泣かせるなって言っても
赤ちゃんは泣くのが仕事じゃないの?
私たちだって、泣かせたくないけど、泣いちゃうんだもん・・・。
その後は、ちょっとでも泣くと抱っこの日々が続きました。
だんだんミルクの飲みが悪くなった5月中旬、今の病院では対応できず、
愛知県にある大学病院に検査入院することになりました。
しかし、そこに10日ほど入院し、またまた別の病院へ転院することに。
大学病院では手術の待ちが多く、一ヶ月先まで予定が入っていて
はにょんの今の状況では、そこまで待てないかもしれない為でした。
同じ愛知県のt京病院に転院し、初日に検査を受けた後、先生からとんでもない言葉が。
「今の状態では、来週はどうなるかわかりません。
明日、手術をしましょう。」
なにがどうなっちゃったのか・・・。
そんなに悪いなんて思ってなかったし、はにょんも元気にしてたし、
まさかこんなに急に手術なんて。