2005/11/25(金)17:32
伯母の最後の里帰り
普段遠くに住んでいる伯母が久々に帰ってきた。
もともと予定されていた里帰りであったのだが
今回はいつもとはちょっと様子が違っていた。
どうも体の具合が悪いらしく今回が最後の里帰りになるかもしれないというのだ。
確かにこの間会った時よりもかなり痩せていたし、足取りもおぼつかない。
病院からは余命を宣告され入院をすすめられているのであるが
本人は断固として拒否。
こんな体でよく飛行機に乗れたなと思うばかりだ。
私は小さい頃からこの伯母に自分の子供のようにかわいがられて育ってきた。
たくさん怒られもしたが思い出すのは楽しかったことばかり。
その伯母ともう会えないかもしれないと思うと
悲しくて悲しくて仕方がなかった。
でも伯母は「伯母ちゃんはもうこっちにはこれないから飛行機に乗って会いにきてね」と笑いながら言う。
そんな伯母に泣き顔は見せられないと
ず~っとガマンしていたが
別れ際に笑って手を振る姿を見てもうガマンできず泣いてしまった。
あの笑顔を思い出すと今でも泣いてしまいそうになるけれど
伯母の気持ちを考えると泣いてばかりもいられない。
また会える日を楽しみに日々過ごしていかなくてはいけない。
強くならなきゃいけないな・・。