愉快な雑学の教室○これって野菜、それとも果物?よく思う疑問ですよね。植物学的に見るのと、一般消費で見るのとで変わってきます。メロンやスイカ、イチゴなどは植物学的には野菜ですが、スーパーでは果物として扱われます。○日本国内で栽培されている野菜は150種類くらいありますが、その中で日本原産の物は、ウド、ふき,みょうが、わさび,ジネンジョ、三つ葉,せりなどだけなんですよ。 ○日本国内で生産量が多いのは、順にジャガイモ,大根、キャベツ,タマネギ、白菜となります。 ○ゴボウは日本人しか食べないんですよ。外国から見たら、「木の根っこを食べている」と見えるそうですよ。そして、松茸や山菜類(ウド,ふき、みょうがなど)も食べるのは日本人だけです。 ○朝鮮人参は、ニンジンと言うけれどニンジンではないんです。ウコギ科の植物で薬用として使われています。 ○ジャガイモは、茎(地下茎)が膨らんだものですよ。そしてサツマイモは、根っこが膨らんだものなんです。 ○ニンニクの芽とは、ニンニクの茎の事です。そして、ニンニクの芽を収穫する品種があります。すじが少なくやわらかい茎です。球を収穫する物は、茎が固いんですよ。 ○食用の菊は、品種改良して、苦みをなくしたものです。従って、花屋さんで売られているものは、食べられませんよ。 ○新タマネギや、新ジャガイモなどは、その年に収穫されたものです。タマネギやジャガイモは、冬の間は貯蔵庫で保管してあり、春頃は、「新」と書いてある物と書いてない物とが売られています。 ○今は一年中野菜が売られていますが、栄養の面から言うと旬の時期の野菜に一番栄養が多いんです。野菜の種類や栄養にもよりますが、半分から4分の1に減ります。トマトのビタミンCも冬場は夏の半分になりますよ。 ○カラーには、球根の物と宿根草の物の2種類があり、球根の方は日の良く当たる所、宿根草の方は日陰というふうに育てる環境が違うので注意して下さいね。 ○「菖蒲」この言葉は、アヤメともショウブとも読むんです。アヤメと似ている花は、正確には花菖蒲と呼びます。両方ともアヤメ科に属します。咲いている場所が違い、アヤメは乾燥しているところに咲き、花菖蒲は湿地帯に咲きます。菖蒲はサトイモ科の植物で、これらの花とは全然違いますよ。 ○サツキとツツジについてです。サツキは正確にはサツキツツジと呼び、ツツジ科に分類されます。従ってサツキとツツジは同じ種類の植物という事です。 ○日本を代表する桜ソメイヨシノは、江戸末期に江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋によって作られました。オオシマザクラとエドヒガンの交配種で、それぞれの特徴である花が大きくうつくしい、葉がでる前に花が咲く、枝振りがりっぱで接ぎ木で簡単にふやせるという長所を併せ持っています。 ○パイナップルの葉っぱの部分を土にさしてみると芽が伸びてきますよ。冬は家の中で管理します。2年くらいで、実がなりますよ。 ○ハエトリ草の葉っぱは、触ると閉じるのでおもしろがって何度もやってみたくなりますが、草が弱ってしまい枯れてしまいますよ。また無理にハエを与える必要もありません。そっとしてあげてくださいね。 ○カリフラワーやブロッコリーって、植物のどの部分を食べていると思いますか?なんと花芽の集まりなんですよ。従って収穫せずに育てると花が咲くんですよ。どんな花か見てみたいですよね。 ○キュウリやレタスなど生で食べる野菜を冷凍すると解凍した時に細胞がつぶれて水っぽくなり、形も変わり食べられる状態じゃなくなりますよ。だから冷凍しないで下さいね。加熱調理する野菜は、冷凍しても良いですよ。栄養成分も変化ありません。 ○ジャガイモを保存する時に、リンゴを一緒に置くと良い事は有名ですよね。それはリンゴから出るエチレンという成分が、ジャガイモの芽が出るのを抑制するからですよ。でも葉菜類には逆効果で、葉っぱが変色しますので一緒に保存するのはやめましょうね。 ○アスパラやトウモロコシを冷蔵庫で保存する時は、立てて保存しましょうね。これは、本来立った状態が自然に近いので、横にすると立とうとする作用が働き、エネルギーを使うため栄養値が下がるからです。 ○スーパーで売られている野菜はビニール袋で包まれていますが、これは鮮度を保つためです。水分の蒸発を抑えたり野菜を眠らせたりします。 ○ジャガイモ,タマネギ、ニンニクなどは収穫した後休眠するので、成長が止まり長期間(2~3ヶ月)の保存が出来るのです。冷蔵庫に入れると半年くらいは保存出来ますよ。 ○「食後のにおいが気にならないニンニク」がありますよね。これは、普通のニンニクと品種は同じなんですが、出荷する時に10分くらい真空状態にするんです。こうするとにおいの元のアリインが減少して、におわなくなるんです。でも栄養成分も減少してしまいますので注意して下さいね。 ○メークインは煮崩れしにくいので煮物用、男爵イモは煮崩れし易いのでマッシュポテトなど。となっていますが、それはデンプンの量によるものです。男爵の方はデンプンの量が多く、加熱するとデンプンが膨らんで細胞を壊してしまい離ればなれになり崩れ易くなります。一方メークインはデンプンの量が少なく、細胞が崩れにくいんですよ。 ○野菜を煮るとアクが出てきますが、これを取らないで食べるとどうなるでしょうか?渋みや苦みが出ておいしくないのはもちろんですが、カルシウムの吸収が悪くなるなどの現象もおきますよ。 ○ジャガイモの芽にはソラニンという毒があるので、絶対に取り除いて下さいね。食べてしまうと、腹痛、めまいなどの症状を起こしてしまいます。 ○野菜の皮には栄養がたくさんある事が確認されています。上手に調理しておいしく食べたいところですが、農薬などが使われている場合きちんと洗っても、落ちていない事があり心配です。だから品質の確かな物、家庭菜園で無農薬で作った物などで、おいしい野菜を食べましょうね。 ○無農薬野菜と有機野菜がありますが、結論から言うと有機野菜の方がより安全です。有機野菜とは、栽培する土地で2年以上前から農薬や化学肥料を使わずに栽培した野菜の事です。一方無農薬野菜は、栽培期間中だけ農薬を使用していない野菜の事ですが、同じ土地で違う時期に野菜を栽培していた場合その野菜に農薬が使われていると、残留農薬の心配があります。 ○二十日大根はその名の通り、最短で20日~40日で収穫出来るミニ大根ですよ。 ○アシタバ(明日葉)の名前の由来は、「葉を採っても明日にはまた新しい葉が出るほど丈夫である」という事からです。だから栄養満点なんですね。 ○かいわれ大根はその名のとうり大根の新芽野菜ですよ。 ○植木鉢の号数は鉢の直径を表します。1号を3cmで計算しますので、4号は12cm、5号は15cmとなります。ちなみに園芸店で売られている苗の黒のビニールポットは、大体3号か2.5号サイズです。 Template design-ろすとあ~てぃくる ブログランキングに参加しています。ガーデニング教室があなたのお役に立てば、ぜひ1クリックお願いします。 ジャンル別一覧
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