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カテゴリ:最近読んだ本
『「感性」のマーケティング』
ワクワク系と呼ばれる独自の理論で1千社を超える企業の コンサルタントをしている小阪裕司氏の最新作です。 新書ということで、今までの氏の著作より硬い内容になっていますが、 その分考え方を理解するにはいいでしょう。 他の氏の著作は事例からの引用が多いので、 それらと併せて読まれると、より内容が理解しやすいと思います。 ただし、この手の書籍で多いコミュニケーション至上主義的な コンサルティング本ではありません。 あくまでも、「メガトレンド(世の中の流れ?)は時代と共に振り子のように振れるから、 今後はお客さんとの会話が出来る店にお客さんが快く感じる。 」という 氏が検証した理論を元に、今後はこっちの方向だよと言っているのです。 さらに今までは、“ワクワク系”というネーミングになっていたように、 割と実践主義というか、現場主義というか、統一した方法論はあるけれど、 そのバックボーンが今ひとつ弱かったのですが、本著では、“感性工学”という 学問的なアプローチによって、より科学的かつ論理的に説明されています。 顧客に商品を売るまでの過程を、「アプローチし」「来店してもらい」 「顧客をつなぎとめて」といったような各ステップに分けて説いていく 従来の著書に対して、本書ではさらに「目に留める」「手を伸ばす」などにまで 細分化されています。 ここまでくると、顧客にやって欲しいと思うことが、 自由自在にデザインできるような気になってきますね。 まさに小坂流マーケティングの集大成と言っていいでしょう。 小売業だけでなく、BtoBにも役立つこと請け合いです。 『「感性」のマーケティング』 是非、手にとってください。 今日のツイてる 1.久々に有酸素運動40分 2.メルマガ執筆。 3.『16ブロック』を視聴。 4.久々に猫たちと密なコミュニケーションをとる。 5.Yahoo!メルマガ予約。 最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 18, 2007 07:21:03 PM
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