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テーマ:気になったニュース(30956)
カテゴリ:ビジネス・マーケティング
今日のツイてる
1.お得意様向けメルマガ配信 2.『BikeJIN (培倶人) 2009年 10月号』購入 3.久々の豚キムチ美味かったぁ。 4.新規事業のツール完成 5.バイクブログに千葉のCJ乗りの方からコメントをいただいた。 交流が始まるといいなぁ。 さて、今日のお話はちょっと真面目なお話。 昨日2日の朝日新聞の朝刊に 「業績不振、費用対効果…広告不況、歯止めかからず」 という記事が出ていました。 日本経済研究センターによると、テレビ・新聞・雑誌・ラジオの 従来メディアの広告出稿量は大幅減の見通しだが、 インターネット広告は12%の伸びを予想している。 それは、ネット広告は「はっきりした効果」が追跡できるからで、 従来メディアの広告も「費用対効果」が求められる様になり、 景気回復がそのまま広告不況の打開につながるとは限らなさそうだという主張です。 広告業界の端っこで生計を立てている私としては笑い事ではないのですが、 おおむね異論はありません。 ちょっと今までの日本の広告業界が異常だったのでしょう。 しかし、それはそれとして、インターネット広告の比重が高まることで、 私には非常に気になる事がでてきました。 インターネットと言う世界の特異性です。 このところの選挙熱で、各メディアとも麻生政権の支持率とか、 支持政党など、さまざまな政治に関する世論調査が飛び交っていたわけですが、 ニコニコ動画が特異な結果を出し続けていました。 自民党が雪崩をうって大敗した東京都議会選挙で、 自民党支持率がトップという調査結果を示したり、 今回の衆院選でも自民党支持が大きく民主党を凌駕する という結果を出していました。 きわめつけが総回答数24万人というネット出口調査でした。 どの政党に投票したかで、自民33.1%、民主22.0%です。 ニコニコ動画に関わらず、Yahoo!ニュースのコメント欄とか、 2ちゃんねるとか総アクセス数が増えるに従って、 不思議な事に一般と遊離して来ています。 私の個人的な感じでは、筑紫さんが「便所の落書き」と揶揄した頃、 引きこもりやニートのメディアと見なされていた時代の方が、 むしろ世論を反映していた気がしています。 今回、選挙をめぐる騒動を通じて、ネットの言論が進んでいる方向は、 ある程度はっきりしたと私は考えています。 もちろん対極もあるのは承知の上での極論ですが、 そのクリック数やアクセス数やメール本数に相当するだけの人数を 本当に持っているのかどうかは、甚だ疑わしい。 リアルな世界では、一人の人間の叫びは一人分の声にしかりませんが、 インターネットの世界では、一人が10万回クリックすることで、 10万人分の怒号を演出することができる。 しかもクッキーやIPなどのユーザー動向の追跡も、 知識のある人間なら簡単に欺くことができます。 ネット広告がマイナーであった頃なら良いのですが、 ネット広告の市場が大きくなるに従って、 ネットの言論と同じ様に一般との遊離が起こる可能性があり、 信頼の置けるメディアへの脱皮が求めれるのではないかと愚考しております。 最後まで読んでくださったあなたに、全ての良き事が雪崩のごとく起きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 4, 2009 01:17:23 AM
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