今の若い人たちは倍速で動画見るのだそうですが、倍速ではレシピ動画とか学習したいという意識お持って見ない限り記憶に定着しないそうです。

特にドラマとかは顕著で、倍速で視聴した場合、等速よりも認識できるものが少なく、記憶にも多くのことを定着しにくく、作品全体の細部を含めた内容を後日思い出すことはより難しくなるらしい。

これは人間の認知機能の問題で、意識している対象は処理できるのですが、それ以外にものは処理できないどころか認識さえしていないんだそうです。

まぁ、脳は省エネと言いますからね。

で、それが度を過ぎると、目の動きやセリフの間といった非言語情報がわかりにくくなり、登場人物の心境に寄り添ったり共感が感じられなくなる。

ひいては、ストーリーを追うだけになりやすく、感情認知だけでなくコミュニケーション能力を低下させる結果になるそうです。

ただでさえ、人間関係が希薄化していて、コミュニケーションのオンライン化、さらには、仮想空間内の社会が増えて、対面で交流する機会は減り、非言語情報を認識することもなくなるので、文字通り、言語化しないと一切伝わらないなんてことになりかねません。

実際には、倍速視聴する若い人の割合がわからないので、昔から一定数いる映画の予告編だけ見て満足する層と変わらないのかもしれませんが。


皆さんに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。