王騎将軍の物語なのね
『キングダム 大将軍の帰還』を観てきました。4作目12年ということもあって、回想シーンから始まります。そういや前作も影絵なのかアニメなのかそれまでのまとめがありましたが。今回の作品は前作で将軍への道に踏み出した感のある信が、本作では将軍への道がうっすらと見えてくるというか、感じられる様になってます。でも、信は本作では主役じゃないのよね。主役は前作であまり出番のなかった王騎将軍。全編を通じて信に「将軍とは?」をその言動と圧倒的な存在感で教え続けつつ、自らの歴史、昭王から賜った命(めい)とかは、自分で語るのではなく、嬴政と昌文君との会話で綴られていきます。それにしても大沢たかおさんの圧倒的な存在感よ。趙の総大将龐煖の吉川晃司さんもかなり体を大きくしてましたけど、その存在感の差は如何ともし難い。龐煖もすごいんですけど、王騎が凄すぎるのね。そして、この映画、ほぼ全編がクライマックスっていう作りになってまして、目が離せないし2時間半が一気、あっという間です。『キングダム 大将軍の帰還』は是非、大スクリーンで見てもらいたい映画です。皆さんに全ての良きことが雪崩のごとく起きます。