After school 後書き


後書き(After School)
        
        
 この話を考えたのは、中国出身のショパンコンクール優勝者『ユンディ・リ』のTV放映を見た時です。
私の中で、ユンディのイメージと三杉くんと私の理想を思いっきり、勢いで文章にしてしまいました。
音楽は、好きなので、時々このイメージならこの曲、なんて発想も大好きです。

武蔵の試合、三杉くんがベンチに居る時は、形成不利で『ショパンの木枯らし』がバックに流れていて、
彼の登場と共に文中に出てきた『ショパンの黒鍵』が無駄の無い華麗な速攻プレーだったりするのです。
勝利を勝ち取った時は、月並みですが、『ショパンの英雄』でお終り。
なんて、どうですか?
彼個人のイメージ(ガラスのエース)なら、私は『リストのラ・カンパネラ』を想像します。

 弥生ちゃんが、「完璧」と言ったのは、本当に上手で彼女は、あんなふうに弾けたらいいなと思ってです。
三杉くんは、個性の無いのを気にしていました。
でも、ピアニストと同じ解釈で弾けるだけでも、私ならすごいと思うのに、その上を目指す人が、
やはり、三杉淳くんなのです。
ゆかの三杉くん個人の音楽家イメージは、弥生ちゃんと同じ「シューマン」です。
シューマンは、誰も歩めない程の激しい人生と内に秘めた情熱。
端正なお顔立ちで、女性に、とてもモテモテだったのではないかと推察しています(笑)
ゆかの三杉くんが弾くピアノ曲のイメージは、「ショパン」と「リスト」です。
「ショパン」は、サッカーと同じテクニカルなところと、ピアノ曲限定だからこその素晴しい演奏が、彼には合っているように思うのです。
「リスト」は、自分以外に弾ける人間はいないだろうと、作曲していたらしいです。
三杉くんには、ぜひ、挑戦してもらいたいです。
弥生ちゃんが弾くピアノのイメージは、「シューマン」が得意なピアニスト、仲道郁代さんを想像しています。
弥生ちゃんは、情熱的な「シューマン」もさらっと弾いてしまいそうな気がします。
小柄で、可愛らしく、お嬢様っぽいところが、仲道郁代さんに似ていると思います。

 弥生ちゃんの性格を、思いっきりのいい性格と三杉くんが、言っていたのは、小学校の静岡県決勝で試合中の翼くんに応援していたシーンを思い出してです。
三杉くんなら、松山くんとの解説ごっこや、病院でのパジャマ観戦の方が、なんか、しつくりきますね。
病気で可哀想な小学生時代ですが、この頃の、彼の活躍振りが一番良かったです。
将来を一番期待されている、天才フィールドプレイヤーなのですから。
また、良かったら、おつきあい下さい。
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