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カテゴリ:子育て
昨夜のことです。
正月気分がふっとんでしまうような出来事がありました。 息子と息子の部屋で話をしていると、「勉強はしたくない。部活と遊ぶことだけ(=好きなことだけ)したい。宿題を開けてみるのもいやだ。」という息子の発言。 確かにそんなことを思う時期もあるだろうけど、やはり学生の本業は勉強です。 しなければいけないことから逃げていると、この先どうなっていくのでしょう。 かれこれ2時間話し合っても、お互い平行線のまま。 その夜、どうしたものかと悩み、なかなか眠れませんでした。 朝起きたら、寒気と胃の不快感。 朝ごはんを作った後に、息子に宣言しました。 「お母さんは今日、一日寝ているから、自分で鍵を開けて、ユニフォームを洗って、自分の夕飯は自分で作りなさい。お母さんはこれぐらいで家事はできないことはないけれど、今日は一日寝たいから、やらなければならないことを今日は放棄するからね。」 そう言って、まだ朝ごはんを食べている途中の息子と主人をほっておいて、ひたすら寝ました。もちろん、主人にはちゃんと謝りましたけどね。 ほんとに疲れていたのか、目が覚めたのはお昼でした。 キッチンに行って見ると、自分の食べた分の食器は洗っていました。 あんまり食欲もなかったけれど、とりあえず昼食を食べて、またひたすら寝ました。 4時ごろ、息子が帰ってきたのに気付きました。 言われたとおり自分で鍵を開け、洗濯機を回してから、リビングに入ってきました。 「ただいま。」「おかえり。」と言った後、いつもと変わらず他愛のない話をしました。 そして6時。 娘が「こんなことをしても、余計反抗するだけだよ。お母さんは自分のしんどい時にそうするなんて卑怯だよ。」と私の行為を批判しました。 それでも私は意思を曲げず、二人の子供の夕食は作りませんでした。 娘もまたいやなことはしない方なので、同じように扱いました。 まず、息子が昨夜残っていたカレーを温め、レタスをちぎって洗い、それを食べ始めました。 一応、レタスは切るのではなく、ちぎるのだと言うことは教えました。 それから、娘は冷凍たこ焼きと即席の玉子の吸い物を食べ始めました。 食べ終わった息子に「これが毎日続くとどう?」って聞いてみると、「毎日こんな食事だと栄養のバランスが悪くなるから、やっぱりお母さんに作ってもらいたい。」と言いました。 それから私は主人と私の分の食事を簡単に作りました。 そしたら娘が「私も今度はキッチンにちゃんと立ってみようかな。」と言いました。 今日の私の行為は子供たちにどう影響したか、それはわかりませんが、少なくとも今までにない経験を二人はしたと思います。 今まで、出かけるときはもちろん、カレーなどを作っておいて、温めるだけにしておくことはありましたが、何にもない状態から作らせることはさせていませんでした。 あまりにさせていなかったことに私も反省しています。 何より、自分のやらなければならないことを放棄するとまわりにどのような影響を与えるか、 わかって欲しかったのです。 たった半日でわかったとは思えません。ささやかな私の試みです。 私のしていることが正しいのかどうかわかりません。 かえって、逆効果になるかもしれないという不安もありました。 でも、私はこんな風に実際に「やらなければならないことを放棄するとどうなるか。」ということを実証するしか、息子を納得させることが言葉だけではできなかったのです。 子供を教育するということは本当に難しいことだとつくづく思います。 何が正解で間違いなのか、答えはないのですから。 でも、親も真剣なのだということだけはわかって欲しいと思います。 明日からはまた、早起きして息子のお弁当を作ります。 またいつものお母さんに戻るつもりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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