2008/01/01(火)23:19
家庭教師のZちゃんと食事
今日の晩は、家庭教師のZちゃんと食事。
彼女には半年間、いろいろお世話になった。
中級教科書をメインに教えてもらってたけど、
せっかく中文学科の院生の彼女に教えてもらうなら、
もっと中国文学を習ったらよかったな。
まだまだ彼女に教えてもらいたかったのに、
お別れすることになって、とっても残念。。。
さて、彼女と食事しながら、よもやま話。
「なんで結婚したら中国人は夫婦で行動したがるのか、
自分の友達だけで集まりたいとは思わないのか」
という問いに、Zちゃんはズバリ回答。
「奥さんはアクセサリー。
ほかの皆が奥さんを連れてくるなら、
自分も奥さんを連れていって、みんなに見せる。
ボクもちゃんといい奥さんがいるよ~、
っていうみんなへのアピール」
みんなが奥さん連れてくるのに、
自分だけ連れていかないわけにはいかないらしい。
奥さん連れていかなかったら、
奥さんと仲が悪いのか、人に見せられないような奥さんなのか、と
周りに勘ぐられて、面子が立たないらしい。
へー、そういうものなのか。
「でも、私中国語まだ下手だから、
夫の友達の集まりに行くのはかえって迷惑なんじゃないかなあ」
と言うと、
「奥さんはアクセサリーだから、
彼のそばにいて笑ってるだけでいい。
夫を差し置いて主役のようにしゃべるのは
逆にマイナスだよ」
とのこと。Zちゃんいわく、中国は男女平等というけど、
やっぱり男性中心で、男性を差し置いて女性がしゃしゃり出る
というのはあまり好まれないし、男性の面子にかかわるんだって。
女性は男性のそばで、ニコニコと男性の話を聞いているという図が
いいらしい。
中国の男性が優しいのは、
「女性は男性より弱いもの。だから守らなければならない」
という考えがあるからで、決して平等精神があるということでは
ないようだ。女性にはやっぱり負けたくないのだ。
そう聞いてちょっと安心した。
中国語がいまいちのつばめ、
話の主導権が取れるわけもなく、
夫のそばでニコニコしているしかないからだ。
でも、それでよかったらしい。
それにしても、どうしてみんな奥さんを連れて
社交の場に出たがるのか、いろいろ聞いてもやっぱり謎。
みんながそうだから、としか言いようがないのかな。
Zちゃんの回答は、いつもすっきり明確。
もっといろんなこと、聞いてみたかったな。
北京でもZちゃんのような家庭教師が見つかるかな。