2015/03/06(金)09:42
元宵節
昨日は旧暦の正月15日、元宵節でした。
家族揃って集まり、まあるい満月を見ながら、
元宵とか湯園と呼ばれるまあるいお団子を
ゆでて食べます。
元宵節には、お正月と同様、
みんなメールなどで挨拶を交わし合い、
春聯晩会(日本の紅白歌合戦のような番組)の
元宵節バージョンのような番組も放映され、
外では爆竹や花火の音が響き渡り、
とても賑やかです。
つばめ一家も夕食時に
大きなまあるいお団子を食べました。
義父が、
「北方の団子は大きいが、南方のは小さい」
という話をした時、ふと義母のことが思い出され、
悲しい気持ちがこみ上げてきた。
病に伏せっていた義母、
去年の元宵節はつばめは子供達と一緒に
直径1cmもない小さなお団子を作ってゆで、
ぜんざいのようにして、義母に食べてもらったっけ。
結局それが義母の最後の食事となり、
翌日から一切の食事を受け付けなくなった義母は
病院に入院し、2日後にあの世の人となった。
・・・これからも、お正月や元宵節がめぐってくるたびに
物哀しい気持ちになるのだろう。
週末には義母の好きだった卵サンドや
小さな湯園を持ってお墓参りに行こうと思う。