カテゴリ:中国で子供の教育
先日の三連休に、北京で日中ハーフの子供たちを
現地小学校に通わせるママ友たちと 子供連れで公園に遊びに行きました。 そこは、子供が喜ぶお砂場や噴水、滑り台などの遊具が たくさんある有料公園で、子供たちを野放しにして、 親はゆっくりおしゃべりに花を咲かせることができました。 子供の学校での様子、習い事、日本語の勉強方法、 将来の進路についてなど、話題は尽きません。 子供の進路については、 子供の中国国籍を放棄して現地小学校の国際部に 通わせている2人のママは、 ずっと中国で教育を受けさせるということは考えておらず、 いずれ日本やアメリカなど、国外で教育を受けさせる つもりでいるようでした。 そして、うちと同じく、子供の中国国籍を保持したまま、 正真正銘の現地校に子供を通わせるママも、 高校入学前までに子供の中国国籍を放棄し、 日本で高校に通わせることを考えている模様。 その後、大学はまた中国に舞い戻って、 日本人留学生として中国のトップ大学を受験という ルートを思い浮かべているようでした。 この高いレベルのバイリンガル&中国一流大学を ダブルで目指せる黄金ルート、 つばめも考えたことはありましたが、 外国人留学生として中国のトップ大学を受験するには、 受験の4年(だったかな?)以上前に 中国国籍を放棄していなければならないこと、 また少なくとも受験前の直近4年(だったかな?)ぐらいの期間、 中国国外で生活していなければならないことなどの 条件があったりするようで、 中国国籍放棄、中国国外生活、 いずれもわが家としては現実的ではないように思われ、 この黄金ルートは我が家には無理だろうと思っていました。 しかし、そのご家庭は、ご主人も日本語ペラペラだし、 子供の中国国籍放棄、日本生活のいずれも、 わが家ほど非現実なことではないのでしょう。 家庭で日本語をフォローしながら、 中国現地校で中学まで義務教育を受けることで、 中国語・中国文化をしっかり身に着けた後、 感受性の高い高校時代を日本にどっぷりつかって、 生の日本語・日本文化を吸収し、 その後、外国人留学生という有利な受験条件で、 中国国内の激しい受験競争を通らず中国の一流大学へ。 中国語・中国文化&日本語・日本文化を 高いレベルで身に着け、 しかも中国の北京大学、精華大学で エリート人材と肩を並べて勉強し、 一流の学歴と人脈を得る。。。 まぁ想像するほど簡単なことではないと思いますが、 それにしてもほんと、黄金ルートですよね。 とはいえ、そこまでして?っていうのが つばめの正直な感想なのですが、 本気でその道を考えているママと初めて話して、 お子さんの将来を考える熱い思いに へーーーーーっ、そんな先まで見越して考えてるなんて すごいなぁ~、と感心したのでした。 特に私たちの子供のように国籍をまたいだような 子供の進路というのは、 ぼーっとしてたら手続きが間に合わないということもあるので、 親がかなり前からしっかりとリサーチして 必要な情報を得ておくことは大切だと思います。 しかしつばめは、まだ子供のそんなに遠い将来まで 全く見通せていません。 とりあえず、このまま現地校に通わせて、 たぶん普通に中国人として中国で大学受験まで行くかなぁ、 中国で理想の大学に入れなかったら、 日本の大学を受験してもいいし、というふうに ぼんやりと考えています。 まぁうちは、日中ハーフの中でも相当中国現地よりの生活、 考え方なので、世界に羽ばたくお友達の様子を横目に、 地道に中国で暮らし、中国の学校に通い続けるような 気がしています。 どういう方向に進むにしても、子供自身の人生、 子供がこれでよいと納得できることが大切だと思うので、 ある程度の年になったら、親がレールを敷くのではなく、 子供に進路を選ばせるというのがいいのではないかと つばめ自身は思っています。 ↓気がつけば、ヒメリンゴも花盛り IMG_2469 posted by (C)つばめ IMG_2463 posted by (C)つばめ IMG_2450 posted by (C)つばめ ↓リンゴの花のつぼみはピンク、開くと白色。 IMG_2476 posted by (C)つばめ IMG_2508 posted by (C)つばめ ↓これは、八重桜ならぬ、八重桃? IMG_2497 posted by (C)つばめ IMG_2500 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは。
先日、友人の日中夫婦の娘さんが中国伝媒大学に入学したことを知り、うちも高校まで日本、大学から中国と考えていたのですが、中国国籍保持してるといろいろ面倒そうですね。中国国籍は日本で生活してるし必要ないんですけど、放棄となるともったいないなと思っちゃいます。 (2017/04/16 07:42:19 AM)
〉longyiさん
日本で生活して、大学から中国というのも素敵な進路ですね! 私は詳しく調べたことはありませんが、 中国国籍を保持していても大丈夫な中国の大学もあるかもです。 結局のところ、受験要綱というのは大学ごとに違い、 また、年によって変化もあったりするので、 自分が行きたい大学のその年の要綱を見たうえで、 その大学に問い合わせる等してはじめて、 具体的に子供は受験要綱に当てはまるかどうかを 確認することになるのかな、と思っています。 受験4年以上前に中国国籍放棄&国外生活4年以上等は、 たぶん、北京大学、精華大学等トップ大学の 最近の要綱なのだろうな、と私は勝手に思っています。 (わが子の受験はまだ10年も先のことなので、 あんまり真面目に調べてなくて、すみません- -; とはいえ、4年以上前に国籍放棄となると、 国籍放棄にも2年ほどかかるとか思うと、あと数年のことですね! うちは、「手続きが間に合わなくて、結局中国で普通に受験するしかない」 とか言ってそうです。。。汗) (2017/04/17 01:01:52 PM)
中国で大学教員をしています。中国で一定以上の富裕層であれば、子供をあの手この手で名門小学校、中学校に入れ、高校大学は当然のように海外への進学を目指していますよ。世界の大学ランキングなどでは中国の大学にもランキング上位の大学はありますが、レベルの問題ではなく大学自体の性質が、日本を含む先進国とは全く違うからだと思います。義務教育を中国で受けた後、高校から日本に出て日本の学校を知ってしまったら、もう中国には戻りたくなくなるのではないでしょうか?自由の多い日本の大学に比べ、中国の大学は上位校ほど自由がなく、高校と同じかそれ以上にテスト、テストでランキングを評価される世界です。特に理系は日本との差は歴然としていると思います。机の勉強重視で実験や実習科目はほとんどない(そもそもゼミすらない)中国の大学は、お勉強はできても研究開発に必要な能力を育てることはできないと思います。理系の就職も、日本の方が企業の質も数も多くて、圧倒的に有利です。人によって考え方は違うと思いますが、もし日本で高校に行くなら高2くらいから行って、帰国子女枠の使える日本の大学に行く方が、黄金ルートではないでしょうか?中国の大学と日本の大学は教育の質が違うので、安易にネームバリューで選ばない方が良いと思います。
(2017/04/21 07:42:09 PM)
>はとぽっぽさん
ほんとに、中国の富裕層の海外留学熱はすごいですね!だれもかれもが海外留学、特に北京はアメリカ熱が高いです。私は子供をアメリカの大学に行かせたいなんてちっとも思わないので、北京の富裕層はなぜそんなにアメリカかぶれなのかと不思議に思ってます。なんか留学にもレベルがあって、一流人材はアメリカで、日本留学は二流以下というイメージがありますね。 高校から日本に出て、日本の学校を知ってしまったら、もう中国には戻りたくなくなるということは、大いにある気がしますね!でもそのママさんは、かなり本気でそのルートを考え準備する気持ちがあるようでした。国籍放棄もからんできますから、かなり早めに親が準備する必要のあるルートだと思います。まぁ高校にもなると、結局親の思うとおりにはならず、子供の意向ということが進路を決める大きな要素になると思いますけど、親は親で、子供によかれと思って、あれこれルートや選択肢を考えるわけです。北京大学、精華大学はなんだかんだいっても、多くの人のあこがれの大学なんだと思います。日本や韓国などから北京大学、精華大学を目指して、高校ぐらいから中国に留学し、試験対策をするクラスもあるようですし。。。みなさん、考え方もいろいろですね!中国で義務教育あるいは高校まで通い、大学は帰国子女枠あるいは留学生枠で日本の大学へ、というのは、現在かなりの在中日中ハーフが取る進路になっているようですね。うちも、子供が希望すれば、それもよいかと思っています。 (2017/04/24 01:11:48 PM) |
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