カテゴリ:中国発見・気づき
つばめは日本に生まれ育ち、
ずっと日本のメディアの情報を当たり前のように 正しいものとして信じてきましたが、 メディアに対する見方が変わったのは 大学を出て初めて入った流通企業が倒産し、 その新聞記事を目にした時です。 倒産記事の末尾は、 「店舗には、大根の葉が一枚 さびしげに落ちていた。」 という言葉で記事は締めくくられていたのですが、 記事にあった店舗は生鮮食品が非常に強く、 大根の葉っぱを拾う暇もないほど、 生鮮がよく売れる店であることを知っている従業員たちは その記事に大きな違和感を覚えたのでした。 大根の葉が一枚落ちていたのは事実なのかもしれませんが、 そこに「さびしげに」という筆者の感想を一言加えることで 事実と180度違うといえるほど 記事の印象は大きく変わってしまうこと、 99個の白い玉があっても、1個の黒い玉にフォーカスして 報道することで、まるで100%黒のような印象をも 作り上げてしまうことができる、 それがメディアというものなのだということを 実感しました。 事実を伝えているようでいて、そうでない部分があり、 メディアというものはそういうものだと 受け手側が分かっていないと、知らず知らずのうちに 騙されるという思いを強く持ちました。 というわけで、日本であれ中国であれ、 メディアには虚構があり、報道は 様々な事象のほんの一点を切り取ったものにすぎず、 これだけを盲目的に信じるのは違うのではないか、 (メディアに報道された一点の事象の裏に、 99の全く異なる事象が存在しているかもしれない) とつばめ自身は考えています。 つばめは大人になるまで、日本のメディアを 当たり前のように信じてきて、途中から そのような考えを持つようになったわけですが、 中国人はどうも、最初からメディアの言うことなんて チャンチャラ信じちゃいないというところがあるので、 そんな中国人からみると、 つばめの考えは、あまりにも当たり前すぎることを まっとうそうに言っちゃって、青臭くて幼いと 笑われるかもしれませんね! メディアの規制度と大衆のメディア信頼度の日中差に 思いをはせ、色々と考えを深めた一日でした。 ↓北京の胡同の隠れ家的ホテル&レストラン。 IMG_3094 posted by (C)つばめ IMG_3092 posted by (C)つばめ IMG_3097 posted by (C)つばめ IMG_3098 posted by (C)つばめ IMG_3100 posted by (C)つばめ IMG_3108 posted by (C)つばめ IMG_3116 posted by (C)つばめ IMG_3133 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/07/21 10:07:23 AM
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