ニーハオ中国

2018/01/17(水)19:24

中国人のジョークの一例

中国発見・気づき(79)

11月に吉本のお笑い芸人ぜんじろうさんの講演を聞きにいきましたが、 そこでぜんじろうさんは、中国人にもウィットやジョークが通じる ということをおっしゃっていました。 私も中国人と結婚して10数年にわたって中国に在住し、 中国人には日本人にはない笑いの感覚がある ということは感じていましたが、 最近、ごく身近に聞いた話で、 そうそう、中国人のジョークってこういう感じよね! ということを思い出しました。 例えば、こんな感じ。 会社員Aさんは年末、取引先の営業マンBさんに食事に誘われ、 レストランで一緒に食事をしました。 その際に、普段お世話になっているお礼ということで 「マオタイ酒(中国の高級白酒)」と 子供へのお菓子が入っているという袋をもらいました。 さて、翌日。 「お子さんにお菓子食べさせてあげた?」 とBさんからのチャットメール。 しかし実は、その菓子袋の中には 10万元(150万円)の現金札束が入っていたのです。 さあ、皆さんなら、 このBさんからのメールにどう返信しますか。 「お菓子だと言うからもらったのに、  中を見たら札束でびっくりしましたよ!  こんなのとても受け取れないですよ」 私なら、くそまじめにこう返信するかもしれません。 Aさんはこう返信しました。 「このお菓子は固すぎて、子供には噛めないですよ笑」 この返信で、AさんはBさんに、 札束に気づいたことを伝えるとともに、 噛めない(受け取れない)ということを ジョークにして伝えています。 その後、Aさんがその10万元をどうしたのかは知りませんが、 返すにしても、そのまま突き返すのではなく、 別の形で返すなどしただろうと思われます。 「受け取れません」といきなり真正面から断るより、 ジョークが入ることで人間関係がぐっと円滑になるようで、 私もパッと例は挙げられませんが、 この類のジョークを中国人が口にするのを 割合よく耳にしてきました。 (つばめは結婚したての頃、夫の同僚たちと一緒に遊んだり、  食事したり、オフィスに顔を出してブラブラしていたり、  果ては夫の出張に同行して取引先さんとの会合に同席したり、  取引先さんの自宅に食事に呼ばれたり、など  結構中国人の普段の付き合いの様子を  見る機会があったのです。) 確かに、ぜんじろうさんの言う通り、 中国人の間にはジョークを交わし合う会話が成立する、 と改めて納得しているつばめなのでした。 ↓1年坊主のふたり目ちゃん、前歯が抜けました IMG_7737 posted by (C)つばめ

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