2024/04/14(日)18:17
異文化を心の中で消化する方法②-わたしの常識だけが正しいわけではない-
国際結婚して中国に来て17年、
中国人の夫との行動や考え方の違いに驚いたことは
一度や二度じゃありません。
そんな時、わたしは心の中で
この受け入れがたい事態をどう消化するのか。
方法その①は昨日書きましたが、
方法その②は、
「私の持っている常識だけが絶対的に正しいわけではない」
と心の中でおまじないのように唱えることです(笑)。
世界は広い。
わたしにはわたしの常識があるのと同じく、
相手には相手の常識がある。
わたしは自分が正しいと思っているけど、
相手だって相手が正しいと思っている。
わたしに思想の自由があるのと同じく、
相手にも思想の自由がある。
わたしがどう考えようとわたしの自由だと思えば思うほど、
相手にも同じ自由があるはずだということに思い至る。
自分だけ思想の自由を享受して、
相手の思想の自由を奪う権利はないはす。
自分を尊重してほしいなら、
同様に相手も尊重するしかない。
・・・・・・というようなことを自分によく言い聞かせた後、
もう一度、信じられないことを言った夫を見てみると、
「まぁ、そういう発想もありうるんだな」
と、思いもよらなかった発想を
少しは受け入れられる余裕が生まれる・・・
場合もある気がします。
【復習まとめ〕
①受け入れがたい異文化に出会った時は、
思わず否定・非難したくなるのをぐっとこらえて立ち止まる。
(数秒立ち止まるとちょっとは冷静になる。)
➁これは世代が違う人の考えだから、発想が違って当たり前。
父ならこういうこと言いそうかも、と考えてみる。
③「わたしが持っている常識が絶対的に正しいというわけではない」
というおまじないを唱える(心が落ち着くまで)。
④「自分に思想の自由があるなら、相手にも思想の自由がある」
と相手の側に立った視点を意識してみる。
⑤ここで先ほどの受け入れがたい出来事をもう一度振り返ってみると、
相手の発想を「へーー」と新鮮に思える心の余裕が生まれている
・・・かも?
異文化に限らず、
他人のあれこれが「許せない!」「信じられない!」
という気持ちが湧いてきた時に、
この方法は結構普遍的に効くんじゃないかと思うのですが、
どうでしょうか。
もし「もっといい方法を知っているよ」という方がいれば、
ぜひ教えていただければうれしいです。