カテゴリ:読書(現代)
江国香織さんにしては、登場人物の多いこの小説。
ざっと数えただけでも女性が9人、男性が6人(子供含む)。 それらの人々が出会って、別かれて、愛しあって。 一見複雑だけど、普通の日常が描かれています。 この方の作品を読むと『普通』っていうことは、ある意味 すごく難しいと思わされます。 皆どこかで『狂気』と紙一重の生活を過しているのかなぁ。 一番幸せで。普通の家庭におさまっているように見える人が、 簡単に道を踏み外していく過程とか、さらっと書かれていて、 読んでて、心がざわざわします。 美しい言葉で綴られていて、読みやすい文章。 江国さんの本を読んだ事のない方でも、とっつきやすい 本だと思いますよ。 【楽天ブックス】『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』 ¥648 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書(現代)] カテゴリの最新記事
|
|