テーマ:最近観た映画。(40124)
カテゴリ:映画(劇場)
テレビの映画先取り番組などで見て、気になっていた 『ペルセポリス』というアニメの作品です。 内容の方は カンヌ映画祭などで大評判になり、仏で大ヒットを記録 したアニメ。 イスラムと西欧の2つの文化の間で成長していく少女の 青春もようが感性豊かにつづられる。 1970年代後半のイラン。革命や戦争によって庶民は不安な 日々を過ごしていた。 祖国を離れ、欧州で留学生活を送り始めた少女マルジは、 やがて自分のアイデンティティを巡って悩むことになる。 最近の繊細な実写のようなアニメに慣れていると逆に 新鮮な白黒のアニメーションです。(一部カラー有り) シンプルで独特の絵柄ですが、ぐいぐい惹き込まれる 魅力がありました。 イランがどういう国かとか、歴史では習ってこなかった ので、この映画でどんな過去があって、どれだけ市民が 怯えて暮らさなければいけなかったのか、自由な発言が 恐いものだったのかを知りました。 自由に発言をする娘の将来を不安に思い、フランスへと 留学させた両親の気持ちを思うと切なくなります フランスでも自分の居場所を見つけられないマルジ。 イランに対する偏見や、理解のなさに悩むことになります。 必死に自分自身を探そうと悪戦苦闘する姿は、この世代の 女の子には共通する悩みかもしれません なので共感できる場面や、くすっと笑える場面もあって、 重たい時代背景でも、気負わずに観る事が出来ましたよ ちなみにペルセポリスとは、イラン南西部シーラーズ市の 近郊に遺跡が残る、昔の首都のことらしいです。 原作は↓こちらです。 ペルセポリス(1) 1470円 ペルセポリス(2) 1575円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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