2008/06/28(土)23:27
『港町食堂』 奥田英朗
直木賞作家の奥田英朗さんは小説も面白いのですが
何気に旅にまつわるエッセイも面白かったりします。
『野球の国』っていう、ひたすら野球のキャンプ地を
1人で旅するエッセイが面白かったので、新刊の
この作品も買ってみました。
お話の方は
旅はいい。感じる風がいつもとちがう。
ただし、わたしは無精者である。
誰かに背中を押してもらわないと出かけられないのだ―。
旅雑誌の企画に乗り、さまざまな港町を船で訪れることに
なった作家・奥田英朗。
その行く手には、美女と肴と小事件が待ち受けていた!
土佐清水、五島列島、牡鹿半島、佐渡島、足を伸ばして釜山。
笑い、毒舌、最後はしみじみの、寄港エッセイ。
本当に変なんですよ、この方(笑)
作家さんはある程度変わってないとダメなのかしら?
って思っちゃうような、変な視点や、変な行動。
でもいつのまにか船旅の素晴らしさに引き込まれて、
私も旅に出たい!って言う気にさせられちゃうんです
よね~、毎回。
飛行機で、さ~っと現地に飛び立つのも良いけど、
海に囲まれた船の上でのんびり旅の気分を満喫する
のも素敵かもね
港町食堂
459円
野球の国
499円